出版社内容情報
おばけのムズムズは、人間のこどもたちと一緒に遊びたくてしかたありません。けれども、こどもたちの前に出ていくと「おばけーっ!」とにげられてしまいます。ある日、こどもたちがおばけに仮装しているではありませんか! ムズムズがその列にはいってみると……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
21
ふだんは怖いおばけや魔女も、ハロウィンの日だけは別のようです。 子どもたちの仮装に交じって、親睦をはかるムズムズでした。 同様な内容の作品が他にもあるので、インパクトとしては弱いのは否めないのですが、早川純子さんの絵のまったり感は楽しめます。2023/10/27
遠い日
4
12場面の紙芝居。ちょうどいい時季に読むことができました。子どもたちと友だちになりたいおばけのムズムズ。ハロウィンの日に閃きます。今なら怖がられることなく子どもたちの中に紛れ込めるかもしれないと。うまく列に入ることができて、仲よくなれました。ところが、嬉しすぎて浮かんでしまい、おばけであることがばれちゃった!そして、サプライズがもうひとつ。子どもの心は柔軟ですね。ムズムズたち、楽しいハロウィンとなりました。2023/10/21
そらこ
3
おばけのムズムズは子どもたちと遊びたいが、子どもたちに怖がられて悲しい。でもハロウィンの日、子どもたちがおばけに仮装しているのを見て紛れ込む。子どもたちと一緒におばあさんからお菓子をもらったムズムズは嬉しくて、思わず空に浮かび……。友だちが欲しいムズムズに、子どもたちが共感できる。おばけだとばれるけれと、そこから開放的な展開になり、明るく楽しい気持ちになる。ムスムスはかわいく描かれている。幼児から低学年、読み聞かせ6分。2024/10/05