感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
10
12場面の紙芝居。日照りで食べるもののない肥後の国。たすけが薩摩の国に仕事で行って、知った「からいも」。やせ地でも豊かに育つというので国に持って帰りたいと願ったが、門外不出で一旦は断られる。しかし、おじいさんの機転で苗を持ち出すことが叶った。みたこともないから芋を育てる場面がおかしいが、無事に立派に実った芋。泥棒の失敗が芋のありかを示すこととなり、人情も誘う。おじいさん、たすけ、泥棒と巡る人情がいい塩梅。2021/05/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
肥後(熊本)のくには日照り続きで食べるものが無くひもじい思いをしていて、たすけは子どもたちにお腹いっぱい食べさせてあげたいと思っていました。ある日たすけが薩摩(鹿児島)まで荷を運ぶ仕事をして、夕飯に『からいも』をご馳走になり、苗を欲しがりましたが、薩摩から持ち出すことは禁止されていました。ところが…。なっているところも見たことの無い『からいも』意外なことでしることが出来るのが笑いを誘います。『からいも=さつまいも』2020/06/23
ヒラP@ehon.gohon
6
読み聞かせイベント用にチョイス。2018/10/06
くろばーちゃん
1
サツマイモが鹿児島から熊本に伝わったときの話。いい話だが、“からいも”がサツマイモのことだと最後にわかるようになっており、また、薩摩の国、肥後の国など出てきて、小さい子どもには難しい気がする。小学生以上が最適と思われる。2019/09/25
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- 和書
- 黒い髪のアリス MF文庫