フォア文庫<br> かくまきの歌

フォア文庫
かくまきの歌

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784494026401
  • NDC分類 K913

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤーヤートベ

9
春の寒い日にあられやひょうが降れば思い出す物語。『春先のひょう』は小学校中学年の国語の教科書に出てきた話で、「ひょうを病人の氷のうに使って、病人が一時安らぐ」エピソードと記憶していたが、付け足しがある。 戦時中、看護婦が死にそうな患者のために、せめてもの手当てをと病院の畑にふったひょうを夢中で集めた。軽症で青年患者が育てた畑を荒らしてしまい怒りをかう。その後、空襲に襲われて閉じ込められた看護婦を助けたのは青年患者で、のちに結婚し幸せな家族を築き、子どもたちにそのエピソードを語る。2024/04/07

とかねね

5
『わらぐつの中の神様』も収録されている短編集です。表題の『かくまきの歌』のように冬や雪のお話が多かったです。『春先のひょう』はお母さんから昔の話を聞くというわらぐつの中の神様のような物語構成でしたが、登場人物の感情が二転三転して最後の結末に涙しました。杉さんの恋愛系の物語はドラマチックですねぇ。2020/02/11

ちょろぴよ

0
大工さんおじいちゃん!?2009/08/05

ひろのぶ

0
「わらぐつの中の神様」収録。「春先のひょう」はほぼ同じ構成。杉さんは作中人物に昔話を語らせる形が好きなのかな~。2008/11/01

タバサ

0
雪深い町での出来事を、編んでいくような物語集。わらぐつの中の神様を紹介したので、読んだ。ちょっとふるい感じは否めないですね。2018/01/15

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