著者等紹介
チョンシューフェン[チョンシューフェン]
鄭淑芬。文化大学芸術学部美術学科卒業。台湾で美術教師をしながら、絵本の創作に取り組んでいる。絵本『三人の木の友だち』(呉鈞堯・文、小曲蔵、未邦訳)で第2回豊子〓(がい)児童図書賞に入選。『海のなかをはしった日』は初めての創作絵本で、全鼎賞最佳童書賞を受賞。『ごめんね、クロ』(水滴文化)は第20回信誼幼児文学賞に入選
中由美子[ナカユミコ]
長崎市生まれ。日中児童文学美術交流センター理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なかちゅう
7
台北へ帰る渋滞の車の中のお父さんとお母さん、そして女の子の話。女の子が見ているのは空想の世界と思うのが一番つじつまが合うが、じつは、同じところにいるつもりでも大人と子どもでは、まったく別の次元にいるのかもしれない。…サグとナユグのように。2016/05/16
Miyako
2
渋滞に巻き込まれイライラしている両親と空想の世界の中でゆらゆらと時を過ごす女の子との対比がおもしろかったです。女の子は海の生き物が好きなのかな?いつも空想の世界を楽しんでいるのかな? 子供のキラキラした想像力の素晴らしさと大人になってしまったことへのさびしさを感じました。2017/11/12
もっしゅるーむ
1
読み聞かせ後「本当は海の中だったんだよ!だってお魚たちはお水がないとダメでしょう」と自分なりの解釈を話してくれました。解説を入れるか悩みましたが、もう少し大きくなってからまた読めばいいかな?と、そのままにしておきました。【息子 5歳1ヶ月】2019/02/17
ももちゃん
1
2016年3月初版。中国の創作絵本。やさしい色とおおらかな絵に癒される。お話もユルユルした感じです。お父さんとお母さんとおんなの子のかぎかっこのセリフだけのホンワカした絵本。2016/06/10
rie
1
車でタイペイへ向かう途中、雨が降り出し、渋滞にはまってしまった一家。女の子が窓から外をのぞくと、そこには海が広がっていて・・・・・・。脚本のような構成でストーリーが展開していくのが新鮮。道路を走る車のそばでは、魚が泳ぎ、海藻が揺らいでいる。現実と空想の境界をうまく溶け合わせた、不思議な世界観を描き出した作品。2016/05/14
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- 和書
- 口文法の総合研究