出版社内容情報
吹雪の夜、三本の足が白い馬が生まれた。三本白は不幸をもたらす、と…。 SLA選定/赤い鳥さし絵賞
内容説明
遠いあの日、迫りくる戦争の影、馬を洗うたった一人の兄がいた。その兄と愛馬「三本白」の悲劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
26
児童書。切ない、、、馬には罪はないのにね。高学年くらいからなら分かってもらえるかな。2018/08/15
どら母 学校図書館を考える
12
ラジオ深夜便のアーカイブで、朗読を聴く。 今度、読んでみよう。2018/08/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
交流会【テーマ どうやって選ぶ?戦争と平和の本】 加藤多一さんは、我が町に住んでいたご縁から、絵本の里大賞授賞式にもお顔をだしてくださいます。太平洋戦争末期の北海道の農村が舞台。吹雪の夜生まれた馬は、足首が3本とも白く(3本白)、不幸をもたらすと嫌われてました。名前をソンキとつけ、世話をしていた兄。その兄が戦地に赴きましたが、耐えられず逃げ帰り自殺してしまいます。しかし兄は自殺ではなくソンキに蹴り殺されたということで、銃殺されてしまいます。事実をあとになって知った弟。兄の思い出として書いたほんです。2018/02/20
必殺!パート仕事人
1
この「若い人の絵本」シリーズいいなぁ。2023/05/05
菱沼
1
挿絵がすてき。詩画集のような趣を醸し出している。淡々と語られる現実は重く、静かに心にしみてくる。戦争と平和について、強いことと弱いことについて、考えさせられる物語。こういう物語を読むと、あらためて言葉の力を信じることができる。2015/10/10