オオカミは海をめざす

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オオカミは海をめざす

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784494020928
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

イリヤ。
ぼくたちは、彼のことをそう呼んでいた。
けれどそれは、彼の名前ではなかった。彼にはもともと名前はなかった。人が間に合わせに〃イリヤ〃という名前を彼に与えたにすぎない。もっとも、ぼくたちにとっては、そんなことはどうでもよかった。イリヤはイリヤで、それ以外の何者でもなかった。
その名前に、ぼくたちは今でも親しみと懐かしさを感じている。
その名前に、憧れを感じる者もいる。もちろんぼくも、みんなと同じように、イリヤに親しみと懐かしさと憧れも感じている。ただひ
とつだけ、みんなが感じていないものを、ぼくはイリヤに感じていた。
それは、恐怖──。
しかし不思議なことに、イリヤに感じていた恐怖こそが、ぼくがイリヤにもっとも引きつけられたところのものなのだ。
イリヤは、ある日突然ぼくたちの前に現れ、強い印象をぼくたちに与えて消えた。イリヤとぼくたちとの関わりを要約してみれば、た
だそれだけのことにすぎなかったが、その内実は、謎と秘密と不思議な冒険に満ちていた。

三田村信行の創作は、幼年から高学年まで多岐にわたり、作品数も膨大ですが、一貫して書き続けてきたモチーフが“オオカミ”です。1988年『オオカミのゆめ ぼくのゆめ』を嚆矢とするならば、その集大成とも言える作品が『オオカミは海をめざす』です。
児童文学というジャンルすら忘れさせる、一級のミステリー&エンターテインメント作品。


【目次】

内容説明

きみにも、わたしたちのことを知ってもらいたかった。そして、いつか、わたしたちの物語を世に広めてもらえれば有り難い。わたしたちの物語が、わたしたちと同じようにこの世で生きにくさを感じている人たちに、ほんのちょっぴりでもいいから勇気を与えられたらうれしい―

著者等紹介

三田村信行[ミタムラノブユキ]
1939年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。在学中から創作を始める。1975年発表の短編集『おとうさんがいっぱい』(理論社)をはじめ、数多くの創作シリーズ、伝記、歴史ものなど多彩な執筆活動を続ける。第50回日本児童文学者協会賞、第32回巌谷小波文芸賞を受賞

北沢夕芸[キタザワユウキ]
1962年長野県生まれ。雑誌「BRUTUS」でイラストレーターの道へ。雑誌、書籍、広告、アニメーションなどを中心に木彫りのオブジェも制作する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

季秋

1
疾走感がとてもいい。 ただ始まりの人についてもうちょっと詳しく欲しかった。2025/10/04

希咲(きさ)

0
本屋さんで手に取った時、その大きさと分厚さに少しひるみながらも、味のあるイラストに惹かれて購入。 突然現れた不思議な少年イリヤと、児童養護施設で生活するユーキの物語です。 まぁ、あらすじとか「オオカミがモチーフ」って説明文から大体の展開は想像つくよね笑 でも、挿絵のイラストも相まってすごくおもしろかった!不思議さとほんのちょっぴりの不気味さがあって。 もともと、朝日小学生新聞の連載小説だったのを、最後まで完成させて単行本化したようです。 これ小学生のときに読んでたら続きが気になって仕方なかっただろうなぁ2025/08/30

ふぅ

0
挿絵が残念。2025/09/21

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