Garden―8月9日の父をさがして

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Garden―8月9日の父をさがして

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  • サイズ 46判/ページ数 167p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784494020904
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C8093

出版社内容情報

1945年8月9日。一発の原子爆弾が長崎に落とされた日、12歳の父は中学校での試験を終え、疎開先の隣町へ帰る列車に乗れたことで一命をとりとめた。爆心地から800mの場所にあった中学校は全壊し、同級生の3分の1が帰らぬ人となった。
原爆から逃れ、平穏な一生を送ったと思っていた父は、しかし被爆者だった。父の死後、見つかった父の被爆者手帳には、ぼくの知らなかった「あの日」とそこからはじまった父の葛藤の日々が残されていた。
被爆地で生き抜いてきた父の思いと、隠し続けられたぼくの名前のひみつ。
やがて解き明かされる真実にたどり着いたとき、ぼくは……。
長い時を経て、原爆被爆者の言葉にできなかった思いが、今、静かに胸に迫る。

内容説明

父さんは、伝えたかったはずだ。8月9日、長崎で起きたことを。被爆地で生き抜いてきた父の思いと、隠し続けられたぼくの名前のひみつ。やがて解き明かされる真実にたどり着いたとき、ぼくは…。長い時を経て、原爆被爆者の言葉にできなかった思いが、今、静かに胸に迫る。

著者等紹介

森越智子[モリコシトモコ]
1958年北海道生まれ。文芸誌の編集を経て、子どもの権利条約の普及、民間による「子ども白書」や「ピースマップ」の作成など、子どもの人権と平和に関する活動を続ける。日本児童文学者協会会員・日本ペンクラブ会員

大野八生[オオノヤヨイ]
1969年千葉県生まれ。女子美術短期大学卒業。幼い頃から植物に親しみ、植物に関わるさまざまな仕事を経て造園家として独立。雑誌・書籍などでイラストレーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

105
また新たに刺さった一冊。1945年8月9日の長崎で父は何を思いどう生きてきたのか。父の手帳を見つけたことを機に知られざる父の「あの日」と自分の名前に隠された秘密を息子が辿っていくストーリー。長崎の人が見たあの時の地獄。新たに知る原爆の惨状がそのまま自分の深部に深く刺さってきた。そして被爆者が語りたくなかった一番の理由、これが杭のようにしっかりと心に刺さる。愚かな人間による愚かな歴史をきちんと知ること。生き残った被爆者の抱えた苦しみ、真の願いを知ること。それを途切れることなくどう繋げるか。深く伝わる児童書。2025/08/05

まる子

26
生まれ育った長崎県から大学は北海道、そして父には言わずにそこで就職した英知。大人になったある日、父が被爆者手帳を持っていた事を知るー。なぜ父はその事を教えてくれなかったのか。自分に名前が二つある事も関係しているのだろうか。英知は父の痕跡を探すため長崎へ向かった。原爆で被爆し生きた人は、生きているからこそその恐怖を背負って生きてきた事を知った。子孫が未来を歩めるようにと。戦争のあの日を語り継ぐ人がいなくなるこれからの日本に、『生きる』の著者、森越さんの新たな思いが繋がる。静かな中にジワリとくる物語。2025/06/26

雪丸 風人

19
父の遺した手帳で初めて戦争の深い痕跡を知った主人公が、その日の父の足取りを追う中で驚きの事実に突き当たります。長崎を襲った災禍の哀しみが爆風さながらの勢いで胸を直撃しました。爆心地唯一の生き残りの壮絶、生徒を捜し歩いた先生の逸話、使命に突き動かされた救護列車の奮闘などが、肌が泡立つような臨場感で描かれていて、ひたすら圧倒されるしかありませんでした。人類史に残る大事件は、絶対に未来に語り継がないといけませんね。歴史上ナガサキが最後であってほしいと祈るような気持ちになりました。(対象年齢は12歳以上かな?)2025/08/01

菱沼

1
巧みな構成と夫婦の関係の描かれ方が新しいと思った。こういう、被爆体験などをもとにした作品は、どこかで資料の羅列のような、棒読みの部分が生まれることが多いが、この作品は全てが「文学」だった。長崎には何年か前に行ったけれど、その時は世界遺産となった潜伏キリシタンの足跡を訪ねるのが目的だった。それでも浦上天主堂や平和公園、原爆資料館も行った。その前に行った広島とは、少し印象が違った。広島が「ヒロシマ」だったの対し、長崎は「長崎」のままのような気がした。もう一度行ってみたいと思った。2025/07/14

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