出版社内容情報
「せいりようひん」ってなんだろう?
ぼくのぎもん、おねえちゃんの悩み、おかあさんの幼なじみのかおるさんの話…。
第二次性徴と、みんなそれぞれのからだの違い、性自認まで、性をめぐる変化と多様性を考えます。
内容説明
だんだんかわっていくからだ、それぞれのなやみ。たくさんのことをしったぼくとおねえちゃんのなつやすみ。
著者等紹介
遠見才希子[エンミサキコ]
1984年、神奈川県生まれ。産婦人科医。2005年、大学入学後性教育活動を始め、全国1000か所以上の学校で講演会を行う。2児の子育て中
和歌山静子[ワカヤマシズコ]
1940年生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。絵本、紙芝居、さし絵などで広く活躍し、近年は自作の赤ちゃん絵本を多く手がける。紙芝居に『みみをすませて』第52回五山賞、『ころんこっつんこ』第57回五山賞(以上童心社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
子どものころ慣れ親しんだ若山さんの絵。男の子にもしっかりと生理について説明するのって素敵。同時に男性の身体のことをお父さんが男の子に説明する部分もわかりやすかった。ただ、男性の方が力が強いこと、女性への暴力を認めないことがきちんと文で盛り込まれていたらもっと嬉しかったかな。2022/08/20
山猫
11
Sexというより、ジェンダーや差別についての本。2022/09/13
遠い日
5
性をフランクに語る良書。男の子が生理について率直に聞ける、話せる家庭がすてきです。男子の精通や射精もお父さんが息子にきちんと話すことで不安や誤解を取り除けると感じます。その他LGBTQにも言及。自分を生きることへの自信と覚悟。子どもたちがきちんと知って、自分らしい選択ができるように学ぶことがだいじですね。2023/01/25
茶々吉(パーソナリティ千波留)
2
みのおエフエム 2023年5月31日放送の「図書館だより」で紹介するために読了。 "性とからだの絵本”とあるように、男女のからだの仕組み、具体的な事象が描かれている。また仕組みだけではなく、性の多様性についても。 性教育のための絵本だから仕方がないのだが、ストーリーは付け足しのようなもので物語としての深みはない。ひたすら「説明」と「教育」に終始している。大切なことだとは思うが、私個人はこんな絵本は好きではない。仕事でなければ読まなかったと思う。2023/05/28
kaz
2
NHKのドキュメント72時間に登場した産婦人科医の著書。子どもにきちんと説明するのは難しいが、大事な話だと思う。図書館の内容紹介は『生理ってなんだろう? 男の子は泣いちゃだめ? 思春期に起こる心と体の変化や性の多様性を紹介。ちがいを認めあうことの大切さを、姉と弟のきょうだいの成長を通して伝える』。 2022/08/25