内容説明
モンキー・テールとして世界的に有名な、中国古典文学「西遊記」の大画集絵本。熟成十余年ついに絵本化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
15
絵本の形をとってますが、冒険の最初から最後までを描かれています。7世紀に玄奘(三蔵法師)が旅をした事実に、その後数百年かけて中国の人々の想像力で生み出された話(岩から生まれた石猿が、仙人の弟子孫悟空となって修行を積み、猪八戒、沙悟浄も加えて、天竺へ経巻を取りに行く三蔵法師を守って旅をする。)を、16世紀に呉承恩が『西遊記』として百話にまとめました。その中の21話、48枚の迫力ある絵です。2020/01/16
あおい
10
石猿として生まれ三蔵法師に仕え共に天竺を目指す孫悟空。妖怪に襲われたり、騙されたり、三蔵法師に破門されたり紆余曲折ありながらの長い道のり。2024/02/11
D4C
7
絵本と侮ることなかれ。確かに、簡潔、簡略されているエピソードは多いものの、きちんと玄奘一行の旅を最初から終わりまで絵本にしているのは素晴らしい。変に日本版西遊記にしていないのも好感を持てる。西遊記をさらっとおさらいしたい方には最適な一冊。2017/12/09
舟江
4
図書館の絵本のコーナーに陳列されていた。しかし子供が読むには少々難しい内容。きちんと本で読みたくなった。2019/05/15
彼岸花
2
有名すぎて、実はよく知らなかった西遊記ですが、この絵本でひと通り学習することができました。絵の細やかな色彩から遥か昔の中国を連想することができ、大作だと思いました。仏教の話はいつの時代でも尊いです。2017/04/25