守ってのこそう!いのちつながる日本の自然
よみがえれゲンゴロウの里

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  • サイズ A4判/ページ数 46p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784494011582
  • NDC分類 K486
  • Cコード C8045

出版社内容情報

水生昆虫の代名詞のようなゲンゴロウが絶滅危惧種だという現実。
化学肥料の使用や大規模化による田んぼの整備が、さまざまな生き物を絶滅に追いやった。
ゲンゴロウから見えてくる田んぼと里山の生態系を守るためにやるべき事はなにか。
これからの環境教育のキーワード「生物多様性」を学ぶのに最適な一冊。

(もくじより)ゲンゴロウって知ってる?/ゲンゴロウは環境の道しるべ/ゲンゴロウを守れ!/生き物救出大作戦!/水田・ため池は大事/未来にのこすもの/これからできること etc

日本には約140種類のゲンゴロウ類が生息しているといわれているが、ゲンゴロウが分布する46都道府県のうち、44道府県のレッドリストに掲載されている。
鳥取県、石川県、熊本県などでは、県の条例により捕獲が禁じられているほど危機的状況にある。
この本に出てくるシャープゲンゴロウモドキは、環境省レッドデータブック絶滅危惧種Ⅰ類に指定された幻の昆虫。

小学3・4年~

内容説明

全国でおこっている生き物と環境の変化について、さらに、それに対しておこなっている石川県や千葉県における生物多様性の保全(さまざまな生き物どうしのつながりとそのすんでいる環境を守ること)へのとりくみを紹介。

目次

ゲンゴロウって知ってる?
日本には水生昆虫がたくさんいる
ゲンゴロウのすんでいる場所
こんな暮らしをしているよ
ゲンゴロウの幼虫って?
とても繊細!たくさんの条件の下で生きている
すむ場所が危ない!?
ゲンゴロウは環境の道しるべ
新たな敵がいっぱい
ゲンゴロウを守れ!
シャープゲンゴロウモドキを守る―千葉県でのとりくみ
生き物救出大作戦!
地域とのかかわり―環境教育から地域主体の保全へ
地域でゲンゴロウ類を守る―石川県でのとりくみ
小学校のビオトープを利用した保全へのとりくみ
水田・ため池は大事
ゲンゴロウはみんなの財産
未来にのこすもの
これからできること

著者等紹介

西原昇吾[ニシハラショウゴ]
1971年神奈川県生まれ。幼少時より自然環境とその保全に関心を持つ。金沢大学医学部卒業後、石川県内での病院勤務を経て、東京大学農学生命科学研究科博士課程修了(農学博士)。ゲンゴロウ類などの水生生物の生態についての研究と保全の活動を続けている。現在、東京大学農学生命科学研究科研究員、新横浜母と子の病院(内科)。環境省希少野生動植物保存推進員、日本鞘翅学会自然保護委員会委員、千葉シャープゲンゴロウモドキ保全研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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