出版社内容情報
有機化合物に対する分析法・解析法であるLC/MSとLC/MS/MSを活用するには、実際に遭遇する様々な具体例を知り、その対処法を身につけておかねばならない。そのため、新知識・概念の紹介とともに、日常遭遇する疑問をQ&A形式で解説した実務書。
目次
1 用語・定義(「エンドフィッティング」「カラム栓」などの呼び方をされる部品は、「カラム」に含まれるのでしょうか?;送液ポンプの「プランジャー」はメーカーによっては「ピストン」とも呼ばれているようですが、どちらが正しいのでしょうか? ほか)
2 LC/MS、LC/MS/MSに関する基礎知識(マススペクトルの横軸が「質量電荷比」から「m/z」に変わった理由は何ですか?;マススペクトルを解析するための基本を教えて下さい. ほか)
3 溶媒・試薬・前処理器材(LC/MS用の水にはどのような品質が求められるのでしょうか?;LC/MS用の溶媒はHPLC用の溶媒と何が違うのでしょうか? ほか)
4 LC(最近、「吸着クロマトグラフィー」という分離モードが聞かれなくなったのはなぜですか?;HPLCとUHPLCとの違いはどこにありますか? ほか)
5 LC/MS、LC/MS/MS(サーモスプレーイオン化(TSP)の原理を教えて下さい.
パーティクルビーム(PB)の原理を教えて下さい. ほか)
著者等紹介
中村洋[ナカムラヒロシ]
1944年朝鮮全羅北道全州市に生まれる。1968年東京大学薬学部卒業。1970年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。1971年東京大学大学院薬学系研究科博士課程中退。東京大学薬学部教務職員。1973年東京大学薬学部助手。1974年米国NIH留学(Visiting Fellow、2年間)。1976年東京大学薬学部助手復職。1986年東京大学薬学部助教授。1994年東京理科大学薬学部教授。2011年東京理科大学薬学部嘱託教授。2015年東京理科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。