出版・新聞 絶望未来

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出版・新聞 絶望未来

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492762080
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C3034

内容説明

サドンデスか?緩慢な死か?紙メディア「最後の日」が近づいている。

目次

第1章 いつまでたっても電子書籍元年
第2章 電子出版の超えられない壁
第3章 電子書籍は紙のライバルか?
第4章 止まらない出版不況
第5章 クール・ジャパンの終焉
第6章 苦悩する新聞、苦悩するジャーナリズム
第7章 もっとも衰退している産業
第8章 課金モデルは成功するのか?
第9章 デジタル化は不況を招く

著者等紹介

山田順[ヤマダジュン]
1952年、神奈川県横浜市生まれ。立教大学文学部卒業後、1976年光文社入社。『女性自身』編集部、『カッパブックス』編集部を経て、2002年『光文社ペーパーブックス』を創刊し編集長を務める。2010年からフリーランス。現在、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の両方のプロデュースも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

106
読んでいると暗い気持ちになる本。主観的な感情論ではなく、客観的なデータを示して、活字メディアの終焉が近づいていることが示される。出版社や新聞社は現在1000億円程度の損失を出しており、この状態が続くと2032年には消滅する恐れがあるそうだ。非常に驚いたのだが、出版社も新聞社も本や新聞だけでは黒字を出すことができず、不動産業などからの利益を得て、かろうじて会社の経営が成り立っているのだ。電子書籍には可能性があると思ったが、日本の場合は著作権の問題が難しく、→2016/08/28

焼酎と日本酒の合性

6
IT化に伴い出版・新聞業界に未来はなさそうだというのが主な内容。すでにコンピューターが簡単な記事を自動的に書いてしまうという話はおもしろかった。最後の章にデジタル化が不況をつくりだすという主張は、リンダ・グラットン教授の『ワークシフト』を読んでいたので思わずそうだよな~と納得してしまった。2012/11/19

トッシー7

5
題名は「出版・新聞絶望未来」とあるが、内容は出版・新聞だけの問題ではないことがわかる。2013/01/28

RYU

5
インパクトのあるタイトルの本著には、出版・新聞業界におけるビジネスの現状が俯瞰されている。電子書籍の普及は出版業界のあり方に一石を投じているが、質の高い作品やジャーナリズムの担い手にきちんとお金が流れるんだろうか。読み手として、わかりやすいものばかりに飛びつかないように心掛けたい。2012/11/23

カップラーメンマン

4
2012年に購入し、それ以来積ん読本になっていたものをようやく読了。少々チープなタイトルから、買ったはいいが読むのを何となく敬遠していた。しかし、いま読んでみると意外に興味深く、また思ったより陳腐な本ではなかった。電子書籍の台頭をメインに、出版・新聞の凋落や仕事の機械化に追いやられているメーカー企業、社会についての章で終わっているが、この発行から三年経った今読んでみると、当たっていること、外れていること、より進行したことなどがあり、なかなか為になった。2016/02/22

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