YouTubeはなぜ成功したのか―世界を席巻するモンスター・メディアの正体

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492761687
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C3034

内容説明

天使?悪魔?「ユーチューブ」とは一体何者なのか?起業にいたるプロセスを克明に描写。そのビジネスモデルと強みの源泉を大公開。なぜ世界中のハートをわしづかみにしてやまないのか、その魅力の核心に迫る。エンターテインメント業界、放送業界、広告業界との関係とその未来像が理解できる。ユーチューブの経営原理を通じて、日本経済から世界経済の流れまで、いもづる式に腑に落ちる。ウェブ2.0時代の技術特性とビジネスとの関係が明らかになる。

目次

序章 だれも教えてくれなかったユーチューブの素顔―なぜこのサイトがすごいのか?
第1章 ユーチューブ誕生の秘密―「燃える三人組」はどのようにしてできたか
第2章 短いのにはわけがある―想像力を刺激するデジタル芸術の宇宙
第3章 テレビ局消滅?―その「儲けの仕組み」は危機にさらされる
第4章 ユーチューブは本当に「悪者」なのか?―著作権問題が雌雄を決する
第5章 ユーチューブは「社会革命」の旗手である―無限のカルチャーが乱れ咲く大地
第6章 世界の変化はユーチューブに凝縮されている―文明の再逆転?
第7章 新時代の主役はだれなのか?―ウェブ2.0時代を読み解く新テクノロジー論
第8章 ユーチューブに透けて見える未来地図―ところで、日本はどうなる?
補論 ユーチューブの近況と課題

著者等紹介

室田泰弘[ムロタヤスヒロ]
1942年東京都生まれ。東京大学工学部卒業。エネルギー・環境問題からIT革新論、経済予測まで幅広い守備範囲を持つ。シミュレーション・プログラムを書くことで、地域から世界経済にいたる将来予測に長年携わり、90年代初頭のバブル経済崩壊を予測したことで著名な存在。大学教員、シンクタンク研究員などを経て、1989年湘南エコノメトリクスを創立。現在同社代表。予測シミュレーション・ソフト「エコノメイト」の共同開発者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケルトリ

3
Youtubeのスタートは2005年2月。この本が書かれたのは2007年5月。当時は日本人一人当たりのインターネット利用時間が13分/日(現在は約3時間14分/日)という具合に、今からは全く想像もできないような状態だった。そんな中でなぜYoutubeが成功したのか――――答えは『ビジネスではなく、ユーザーたちが一体感を得られる遊び場』を提供するところから始まったから。初期のYoutubeにはビジネスモデルが存在せず、儲けが一切なく、サーバー維持費を垂れ流すだけの運営をしていた。2025/02/20

Humbaba

2
YouTubeは既存のメディアの持っていた権力に食い込んでいく存在である.その力を認識できるからこそ,メディアはそれに対して攻撃を加える.しかし,将来的には新しい存在が勝利するということを,歴史が証明している.2011/10/18

ざっと

1
Youtubeがネット社会の中心となっている今の状況を予言するかのような本だった。 07年当時のインターネットの様子の描写があり少しクスッときた部分もあった。時代は変わったんだなぁ2020/07/05

i_toshiaki

0
youtubeの成功要因だけを語るのではなく、それに絡めて最後に日本の将来の不安と解決策を語っている。共感したところは革新を遂げる人は金や名誉が目的ではなく、ひとびとを楽しませたいといったような熱意が人一倍強いこと。内からの強烈な動機があることは何にも勝る武器。2016/05/05

ARUTEA

0
youtuberとして読むと、また違った視点で読める。投稿していて経験したことが彷彿される感覚が独特で面白かった。2014/12/19

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