内容説明
各国政府が紙とインクの「不換紙幣」を刷りまくっているとき、アメリカが単独で「ドルを兌換紙幣に移行」させると、ドルは「インフレにヘッジできる唯一の通貨」、つまり「世界最強の通貨」に大変身できる。「金本位制復活」宣言だけで、世界のマネーがドルを求めてアメリカに流入し、「アメリカの大復活」という奇跡が起こるのだ。本書は、1971年に「ニクソン・ショック」から、準備を積み重ねてきた「21世紀のアメリカの世界戦略」を絵解きするものである。
目次
世界金融危機の向こうに「金本位制復活」が見えてきた
第1部 「アメリカの21世紀覇権戦略」は死なず―100年に一度の金融危機は「肉を切らせて骨を切る大逆転劇」(パラダイム・シフトを仕掛けたアメリカの「ハルマゲドン大戦略」;戦略的負けたふりだった「ニクソン・ショック」;「3つの変動相場」と「戦略的先物市場」創設)
第2部 金価格は、6000ドルに駆け上がる―陰の推進役はアメリカ政府?!(第2次パクスアメリカーナは「金本位制復活」で実現可能;国家による「金」の争奪戦が始まった)