出版社内容情報
人口減少、リスクの多様化(サイバーリスクや風評被害リスク、サプライチェーン・リスクなど)、自然災害の多発化および激甚化、AIなどの技術の発展による保険情報のデジタル化、グローバル化にかかわるリスク等によって、保険業界はそのリスク管理手法や収益構造などにおいて大きな転換を迫られている。
本書では、とくに近年注目されている「プロテクション(補償)・ギャップ」に焦点を当て、すべての人の保険プロテクションをあげるために、これまでの保険理論や保険制度との整合性をどうたもつか、官民の役割分担のあり方をどのように考えるか、保険原理と保険機能(相互扶助)という保険の本質にまで改めて照らし合わせていきながら、産業としてどのように生き残っていくべきかを展望する。生保・損保業界における新たなチャレンジについて、課題を網羅的に整理し、将来を展望するのに非常に役立つ1冊。
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- 和書
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