医療制度改革と保険者機能

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492700853
  • NDC分類 364.4
  • Cコード C3036

出版社内容情報

医療の質と効率性を実現する改革は、健保組合などの事業主体が「保険者機能」を活用することによって実現される、ということを示した「改革」への提言。

内容説明

日本の医療制度は現在、いよいよ基本的な見直しの時期にさしかかっている。医療制度を根本的に見直すための視点が「保険者機能」である。保険者機能とは、「医療制度における契約主体の1人としての責任と権限の範囲内で活動できる能力」であり、それが発揮されるとき「保険者が自立し、医療制度における他のプレイヤー(サービスの受け手・プロバイダー)と直接かつ対等に十分な対話」が実現される。本書では、日本の医療政策の基本的目標に照らし合わせ、医学・法学・経済学・経営学など多面的なアプローチから現状評価を行い、抽出した問題点に対して、「保険者機能」に着目した医療制度改革案を提言する。

目次

保険者機能と医療制度改革
第1部 イントロダクション(日本の医療保険制度と保険者機能;「動学的な保険者機能」の充実による医療供給の改革 ほか)
第2部 保険者機能:理論編(保険者とそのあり方に関する基礎的考察;「制度の失敗」の補完としての保険者機能 ほか)
第3部 保険者機能:実態編(健康保険組合と保険者機能の強化;保険者機能と支払基金の課題 ほか)
第4部 保険者機能:海外に学ぶ(保険者機能と医療保険改革:先進諸国の経験を参考に;マネジドケアと医療の質 ほか)

著者等紹介

山崎泰彦[ヤマサキヤスヒコ]
上智大学文学部社会福祉学科教授

尾形裕也[オガタヒロヤ]
九州大学医学部大学院教授、工学士、経済学士
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