日本の株価―投資家行動と国際連関

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  • サイズ A5判/ページ数 382p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492654248
  • NDC分類 338.155
  • Cコード C3033

出版社内容情報

株価にはなぜバブルが生じ、そして崩壊するのか。またなぜ世界の株価市場は連動するのか。投資家へのアンケート調査やさまざまな実証分析に基づき、日本の株価の実像を描く。

内容説明

本書は2つの視点から、日本の株価がどのようにして決定されてきたかを検討するものです。第1の視点は行動ファイナンスの視点です。日本の株式市場は、伝統的な経済学が想定するように本当に効率的なのか。効率的でないとすれば、それはなぜなのか。通常の実証分析だけでなく、アンケート調査の結果も用いて、この点に迫っていきます。第2の視点は、株価の国際連関という現象に焦点を当てることです。ある国の株価の変動は、他国の株価変動に波及します。本書では、株価の国際連関の現象の有無と特徴を分析し、さらに、なぜ株価が国際的に連動するのか、その原因を探ります。

目次

第1部 効率市場仮説とアノマリー(日本の株価は為替レート情報を反映しているか;日本の株価は夜上がる;株価の動きを見て儲けることができるか)
第2部 株式投資家の素顔(なぜ日本のバブルははじけたのか;アメリカの株価はバブルか)
第3部 株価の国際連関(株価の国際連関;株価の国際連関を分析する際の適切なラグ設定;株価の連関はどの大きさで起こるか)
第4部 国際的な株価連動の原因(世界共通ショックによる株価の国際連関;ポートフォリオ調整は国際的株価連関の原因なのか;株価暴落のニュースと国際連関:イベント・スタディ;ブラックマンダーにおける投資家の行動;結論と残された課題;株価の国際連関を分析する基本的な分析手法)

著者等紹介

筒井義郎[ツツイヨシロウ]
1950年東京都生まれ。東京教育大学理学部物理学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科中退。名古屋市立大学経済学部助教授、米国イェール大学客員研究員などを経て、大阪大学大学院経済学研究科教授。専攻は金融論、行動経済学、大阪大学経済学博士

平山健二郎[ヒラヤマケンジロウ]
1952年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業。大阪大学大学院博士前期課程修了。イェール大学大学院博士課程修了。京都産業大学経済学部講師、関西大学商学部助教授を経て、関西学院大学経済学部教授。専攻は金融論、国際マクロ経済学、大阪大学経済学修士、イェール大学Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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最終バック九番手

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数式が一杯でてくるが結論は特に驚くようなことはない…いわゆる必勝本は根拠・裏付けが全く不十分であることを期せずして浮き彫りにした本…表:グラフ:あり…参考文献:あり…索引:あり…発行:2009年3月5日…本体4800円2009/04/03

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