• ポイントキャンペーン

2040年の新世界―3Dプリンタの衝撃

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 473,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492581056
  • NDC分類 548.25
  • Cコード C0034

出版社内容情報

ものづくり革命なんてもんじゃない!フラット化やIT革命を超えるライフスタイル革命がくる!一流学者による衝撃の近未来シナリオ。

この機械、人類の敵か、味方か?
ビジネスや雇用はどう変わるのか?

単なる3Dプリンタの解説にはとどまらない。

プラットフォームとしての3Dプリンティング技術が
これからどのようなイノベーションを巻き起こすのかを描いていきます。

かつての蒸気機関や自動車、パーソナル・コンピュータのように、
経済社会をどのように変えていくのかを展望します。

たとえば、次のような論点をカバーしています。

・3Dプリンタは既存の大量生産をどう変えるか?

・3Dプリンタは人類の雇用を奪うのか、創るのか?

・3次元の優れたデザインソフトができたとき、何が起きるのか?

・軟骨や心臓弁、腎臓のような「究極のカスタマイズ臓器」を創れるか?
 それを創れるようになったら医療はどう変わるのか?

・加工食品ならぬ、合成プリント食品ができるようになったら、
 食卓に何が起きるか?

・小学校、中学校、高校に3Dプリンタが来たら、教室はどう変わるか?

・3Dプリンタは地球温暖化問題にどう貢献するのか?

・武器や違法ドラッグが3Dプリントできたら、社会はどうなるのか?

・3Dプリントされたクールなホイールをつけて走って
 自動車事故を起こしたら、誰を訴えればいい?

・3Dプリンタで宇宙開発はどのように発展していく可能性があるか?

もちろん、3Dプリンタでこんなものがつくれる、という刺激的な話題もカバー。

大人のオモチャを自宅でつくれるようになったら、
3Dプリンタは爆発的に普及するかもしれない、と著者たちも
言っています(アダルト動画でインターネット時代が花開いたように!? )。

フリー革命、メイカームーブメントの先に何があるのか?
世界変化の大きなトレンドを感じさせる一冊です。

第1章 なにもかもSFになる

第2章 ほとんどなんでも作れるマシン

第3章 デザインと製造の変革:良い、速い、安い

第4章 明日の仕事と経済はどう変わる

第5章 層を積み上げる:機械的な仕組み

第6章 次世代のデザインソフトを求めて

第7章 「生体インク」でバイオプリンティング

第8章 食のデジタル:フードプリンティング

第9章 教室のなかの工場:新しい学びの扉が開く

第10章 新たな美:制約からの開放

第11章 グリーンでクリーンなものづくり

第12章 所有権、安全性、法律のニューフロンティア

第13章 未来をデザインする発想とツール

第14章 この先に何が起こるか

【著者紹介】
ホッド・リプソン
コーネル大学工学准教授
彼のクリエイティブマシーンズ・ラボは、3Dプリンティング、プロダクトデザイン、人工知能、スマートマテリアルに関する分野横断的研究を先駆的に行っている。自己認識ロボット、自己複製ロボット、バイオプリンティング、フードプリンティングなどに関心を持ち、その研究は『ニューヨーク・タイムズ』、『ウォール・ストリート・ジャーナル』、『ニューズウィーク』、『タイム』などのメディアから注目を集めている。

内容説明

プラットフォームとしての3Dプリンタの衝撃。この機械、人類の敵か、味方か?フリー革命、メイカームーブメントの先に何がある?ビジネスと雇用はどう変わる?ものづくりの常識は一変。限界を超えて広がる可能性を描く。

目次

なにもかもSFになる
ほとんどなんでも作れるマシン
デザインと製造の変革:良い、速い、安い
明日の仕事と経済はどう変わる
層を積み上げる:機械的な仕組み
次世代のデザインソフトを求めて
「生体インク」でバイオプリンティング
食のデジタル:フードプリンティング
教室のなかの工場:新しい学びの扉が開く
新たな美:制約からの開放
グリーンでクリーンなものづくり
所有権、安全性、法律のニューフロンティア
未来をデザインする発想とツール
この先に何が起こるか

著者等紹介

リプソン,ホッド[リプソン,ホッド] [Lipson,Hod]
コーネル大学工学准教授。彼のクリエイティブマシーンズ・ラボは、3Dプリンティング、プロダクトデザイン、人工知能、スマートマテリアルに関する分野横断的研究を先駆的に行っている。自己認識ロボット、自己複製ロボット、バイオプリンティング、フードプリンディングなどに関心を持ち、その研究は『ニューヨーク・タイムズ』、『ウォール・ストリート・ジャーナル』、『ニューズウィーク』、『タイム』などのメディアから注目を集めている

カーマン,メルバ[カーマン,メルバ] [Kurman,Melba]
テクノロジーに詳しいライター兼ブロガー

斉藤隆央[サイトウタカオ]
翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念

田中浩也[タナカヒロヤ]
慶應義塾大学環境情報学部准教授。1975年生まれ。ネットワークと3Dを組み合わせた創造性支援の研究を続ける一方、日本における「ファブラボ」「ファブシティー」の推進者としても知られる。最近の受賞に「日本グッドデザイン賞社会プラットフォーム部門(ファブラボジャパンとして/2012年)」など、著書・受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

82
飛躍的な進歩を遂げる3Dプリンティングの世界。3Dプリンティングが未来を大きく変える。◆本書の刊行は2014年で、既に5年前の本。日進月歩の技術を語るうえで、このタイムラグはキツイかな。現在、3Dプリンティングの知名度は上がり、既に部品レベルの物はどんどん製作され、これを組み立てた製品も出てきている。技術としては様々な可能性を宿しているが、今、3Dプリティングに欠かせない3Dプリンターが思うように開発されていないらしい。特にコスト面での折り合いがなかなかできないという。プリンターの技術革新に期待したい。2019/05/29

izw

14
3Dプリンタの現状と将来の可能性が多様な視点で示されている。教育やアートでの活用は現実性があるし、複数素材を組み合わせるロボットやマシンのプリンティング(アセンブル)の実現も予想できる。しかし、食のデジタルとしてフードプリンタや、「生体インク」によるバイオプリンティングとなると首をかしげたくなる。自分が過去の常識に囚われて過ぎているのかもしれないが、20年くらいの単位では実現しないと思われる。どうだろうか。2015/08/31

Sanchai

3
なぜ「2040年」と銘打ったのかは読みとれないが、日進月歩の3Dプリンティング技術の可能性を「現時点」で概観しておくにはいい本。バイオプリンティング、フードプリンティングにそれぞれ1章を割き、さらには知的所有権についても取り上げている。僕は3Dプリンティングが温室効果ガス排出削減にプラスの貢献をするものだと信じていたが、本書を読むと必ずしもそうとはいえないという先行研究があることを知り、見方の修正を迫られた。わかりやすい翻訳だが、できれば英語でも理解したいと思い、kindleで原書も買ってみることにした。2015/08/17

kazissho

3
様々な分野での3Dプリンティングの可能性について書かれており興味をそそられる。 法的な問題や環境問題などの起こりうる問題、コストや需要などにも言及しており単に夢ばかりを追う形になっていないところがいい。 フードプリンティングされた食べ物を食べたいとは今はまだ思わないが。2015/03/27

臓物ちゃん

3
「3Dプリンタで銃出来ちゃった」→警察「じゃあ規制するお!」→「プリンター規制とかバッカスwww」みたいな流れのせいで何となくショボいイメージを与えてしまった3Dプリンタだけど、本当は将来的にメシとか作り出すかもしれないSUGEEEEE代物。「この機械、人類の敵か、味方か?」というマジンガーZみたいな帯宣伝に恥じぬほどの圧倒的可能性を秘めている。銃ではなく、かの技術によって破壊され再創造された未来を読むための一冊。2015/01/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9062257
  • ご注意事項