出版社内容情報
BtoC(一般消費者向け)とは異なる企業間取引ならではの戦略論理の全体像を解説
「低い利益率、価格競争からいかにして抜け出すのか?」
「DX時代における効率的な顧客開拓や、既存顧客との関係強化のあり方とは?」
日本企業の売上高利益率は、この半世紀にわたりほぼ一貫して低下してきた。しかし技術力では、いまだ優位に立つ業界が数多く存在する。日本のBtoB企業が抱える課題は、技術の高さが利益に結びつかないところにある。言い換えれば、顧客が高い価値として認識していない(=WTP[支払意思額]が低い)ということである。
ここからどのようにして脱却したらよいのか。本書では、BtoB(企業間取引)ならではの戦略論理の全体像を提案する。具体的には、①マーケティングの可能性を最大限引き出すこと、②WTPを高め、かつ効率的にマーケティングを展開すること、③マーケティング革新を通じて持続的な成長をもたらすこと、の3点が実現できることをめざす。
BtoBマーケティング研究の第一人者によるロングセラー、DX時代の状況も反映して12年ぶりに大改訂。
内容説明
低い利益率、価格競争からいかにして抜け出すのか?なぜ高い技術力やイノベーションを収益化できないのか?効果的に顧客を獲得し、関係構築を図る営業活動とは?BtoC(一般消費者向け)とは異なる企業間取引ならではの戦略論理の全体像を解説。BtoBマーケティング研究の第一人者によるロングセラー、12年ぶりに大改訂。
目次
序章 BtoB企業の現代的課題
第1部 BtoBビジネスにおけるマーケティングの考え方(BtoBマーケティングの基本枠組み;BtoBビジネスにおけるターゲティング;BtoB取引における顧客関係管理;ブランディングによるインサイドセールスの強化)
第2部 BtoB企業の収益向上策(WTPと製品コンセプト;BtoB企業の消費者ニーズ駆動型製品開発;成分ブランドによるマーケティングの効率化;技術のブランド化と製品開発)
第3部 持続的競争優位のためのマーケティング革新(BtoB企業における顧客満足経営;インターネットによるBtoBマーケティングの戦略進化;BtoB企業におけるマーケティング組織と市場志向)
著者等紹介
余田拓郎[ヨダタクロウ]
慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授。博士(経営学)。1960年広島県生まれ。東京大学工学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了。住友電気工業、名古屋市立大学経済学部助教授などを経て、2007年より現職。19~21年慶應義塾大学大学院経営管理研究科委員長兼ビジネス・スクール校長。11~13年商品開発・管理学会会長。専門は、マーケティング戦略、BtoBマーケティング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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