内容説明
企業の差別化は、ビジネスモデルより、コミュニケーションモデルで体現される。
目次
第1章 コミュニケーションモデル
第2章 日本のコーポレートコミュニケーション
第3章 コーポレートコミュニケーションで作り込まれるコーポレートブランド
第4章 コーポレートコミュニケーション機能のあり方
第5章 顧客向けコーポレートコミュニケーション
第6章 記者やアナリスト向けコーポレートコミュニケーション―プロへの対応
第7章 社会向けコーポレートコミュニケーション―マスへの直接対応
第8章 社内向けコーポレートコミュニケーション
終章 コーポレートコミュニケーション経営
著者等紹介
柴山慎一[シバヤマシンイチ]
(株)野村総合研究所総務部長。慶応義塾大学経済学部卒、慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。日本電気株式会社を経て1990年野村総合研究所入社。2000年経営コンサルティング二部長、その後、経営コンサルティング一部長、コンサルティング第一事業本部長、コンサルティングセクター事業推進本部長を経て、2005年広報部長。2009年より現職。2008年~2010年(社)日本パブリックリレーションズ協会(通称:日本PR協会)理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
5
コーポレートコミュニケーションで重要なのは、隠し立てせず、かつ厚化粧し過ぎずに等身大の自分、すなわち、誇大でもなく、過小でもない自分を誠実に、かつステークホルダーのニーズに合わせ、期待に応えるべくコミュニケーションすることである。コーポレートブランドとは、企業を表現する、志や価値観、ビジョン、さらには企業風土や社風、判断基準や行動規範などの内面的なものを土台にし、それらに対して外部のステークホルダーが感じている企業イメージや企業への期待や要請など、その企業特有の「らしさ」で表現されるもの全てを指している。2018/10/26
波 環
3
10年前の著作なので例として上がる企業が古いのだが広報という考え方のベーシックを実務者としての経験と信念に基づいて整理されている コーポレートブランドの構築の例として日産のゴーン氏をあげていて、多くのページを、割いているがあと始末が大変な現実はあるもののあの登場やコミュニケーションの手法は意味があったのだろう。いま著者が事後となったそれをどうとらえているかきいてみたい。2021/05/12
kj.star
0
広報の視点からみたコミュニケーション戦略。 会社の中身をより良くしたいと思う人には必読か! 2016/08/01
akanishi
0
わかりやすい。あと、図がけっこういい。2012/02/28