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カオティクス―波乱の時代のマーケティングと経営

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492556535
  • NDC分類 675
  • Cコード C3034

内容説明

どんな企業であろうとも、リスク(予測可能)と不確実性(予測不能)から逃れられない。リスクと不確実性への備えはあらゆる企業に必要だ。ところが、調べてみると、ほとんどの企業でその備えはなされていない。加えて、9・11のようなテロ、サブプライムショックから始まった世界金融危機、巨大台風や地震などの天変地異…、昨今は波乱が多い。突然、状況が変わってしまうのだ。「乱気流の時代」と呼べるほどで、リスクと不確実性に備える必要性がさらに増している。こうした時代に必要なものはなんだろうか?カオティクスである。カオティクスとは、リスクから身を守り、不確実性に対処するしくみのことだ。カオティクスのフレームワークを示すこと、これが本書のねらいである。

目次

序章 乱気流とカオスに対応する
第1章 ノーマルからニューノーマルへ
第2章 乱気流への対応を間違うと命取り
第3章 カオティクス・マネジメントの全体像
第4章 カオティクスによる戦略的対応
第5章 カオティクス・マーケティング戦略
第6章 「波乱の時代」を逆手にとる

著者等紹介

コトラー,フィリップ[コトラー,フィリップ][Kotler,Philip]
ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院インターナショナル・マーケティングS・C・ジョンソン・アンド・サン・ディスティンギッシュド・プロフェッサー。「近代マーケティングの父」と目されている。代表的な著書である『マーケティング・マネジメント』は第13版まで出ており、MBA(経営学修士号)取得を目指している人々に世界中でもっともよく読まれているマーケティングのテキストとなっている。IBM、バンク・オブ・アメリカ、GEほか、さまざまな企業の顧問も務めている

キャスリオーネ,ジョン・A.[キャスリオーネ,ジョンA.][Caslione,John A.]
グローバル経済の専門家。現在、世界規模のM&Aのアドバイスを行なう、GCSビジネス・キャピタルの創設者兼社長である。国際経営コンサルタント会社のアンドリュー・ウォード・インターナショナルの創設者兼社長でもあった。これまで経営戦略の実施にかかわったのは、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリアの88カ国に広がっている。現在、顧問を務めている企業の中には、ABB、エクソンモービル、GE、ヒューレット・パッカード、ジョンソン・エンド・ジョンソン、IBM、フィリップスなどがある

齋藤慎子[サイトウノリコ]
同志社大学文学部英文学科卒業。広告制作会社、広告代理店を経て、翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 経営が苦しいと、リスク覚悟でやらない、製品開発に投資しない、協調路線の必要性を見誤る、こうした企業は、景気が上向きになった時に太刀打ちできなくなる。景気が厳しい時に研究開発や新製品開発に投資している企業は、引き続き収益を上げるどころか、景気がもっとも厳しい時期に決まって現れて、なにか斬新なものを武器にライバルをほぼ間違いなく打ち負かす、勝ち企業となるはずだ。アップルがiTunes、iPodを発表し、インテルは、売上高の14%を2001年の不景気時に投資し、最高の成長率を記録した。2018/06/27

Yuko

0
マーケティング勉強しなおし。 もう好景気の時代は来ない。と認識。ビジネスが今日のようにGLOBAL化し、思いもよらない出来事から足をすくわれるのが当たり前で、それを前提に企業は戦略を立てていかなければならない。らしい。 というある意味「ああ一生気が抜けないな~」とがっかりする内容ではあったが、まあ超就職氷河期を経験して今まで好景気を実感したことの無い身なのでまあこんなものでしょうと。 陥りやすいミスが具体的なのは良かった。 日本企業を例にした内容であれば、予備知識がある分、さらに理解を深められるのだ2009/12/09

ksk1975

0
コトラーということで期待感もあったんだけど、肩すかしをくらった気分。『カオス』をリスクと読み替えると、ごくフツーの一般論では?と思ってしまう。『カオティクス』というか『リスクマネジメント』のほうがしっくりくる。ありがちだけれどこの本みたく、論旨に沿った事例をとりあげるばかりでは根拠に乏しい『べき論』に偏ってしまう気がする。事例の数で説得力を高めるか、少数の事例の因果を客観的に納得できるまで掘り下げた分析をしたうえで論を組み立ててほしいな、と思う。2012/04/28

Coburn

0
コトラーと期待して読んだが、第1章、第2章以外はありきたりのビジネスマネージメントが語られている気がする。2010/01/31

しゃべる案山子

0
タイトルと著者名で安易に手を出してしまった。内容がかなり薄い。最近これだ!って思えるような経営書がない。2009/11/12

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