感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
5
筆者は「聞いたことを体内で消化し、血肉したものを外に出す」という文字化する過程を重んじている。事実よりも事実に近いことを書く。書く人にとっての「真実」が吐き出されてくるのだ。 2024/10/27
n_kurita
2
ランダムな作品の書評のようでいて、しかし全編を通して常に石牟礼道子の存在を感じる。恣意的なのかわからないけど。ほとんど読んだことのない書籍を取り扱っているし、気になる本もたくさんあったので読んでみたい。しかし、中途半端な読後感で歯痒さがある。それも読みたさにつながるのかも知れない。2025/11/16
みんな本や雑誌が大好き!?
0
「文学に熱心になるのは反比例する具合に、20歳以降は漫画から遠くなった」「文学が自分にとって第一義と決めていたから、漫画まで手を広げるとにっちもさっちもいかなくなると本能的に警戒したのかもしれない。さいきんよく話題になる『鬼滅の刃』も『キャプテン翼』も読んだことがない」 そんな読書体験を持つ人の生真面目一本槍の「書評本」といった感じの一冊でした。ここに出てくる本、ほとんど読んだことがない我が身。「積ん読」も稀です。 2024/10/15




