内容説明
昨今の人材派遣業界を取り巻く環境は、ますます複雑で多様なものとなっております。派遣会社は、三月の規制緩和により幅広いサービスの提供が可能となります。さらには、派遣のみならず職業紹介やアウトソーシングなど周辺分野へ事業を拡大し、顧客からの人材に関する多様なニーズに対応していく一方、派遣社員からも健全かつ信頼できる求人情報の提供を求められていくことになります。本白書では、このようなテーマに対して、一定の展望を提示しています。
目次
第1章 人材派遣サービスの多様化(新時代の人材活用―派遣法改正と生産現場における外部人材の活用;電子商取引時代を迎えたアメリカ派遣業界の動向―VMSとSIDESが意味するもの;改正労働者派遣法の施行と今後の課題)
第2章 派遣法改正で新しく広がる市場とサービス―座談会(改正の主要三ポイント―製造派遣解禁、派遣期間延長、事前面接解禁;製造業務への派遣の解禁―請負との棲分け;営業・販売職の派遣期間延長―大きい影響 ほか)
第3章 ここ一年のトピックスと人材派遣業の現況(人材派遣業の現況;人材派遣健康保険組合の活動とこれから;年金制度のあり方についての議論と協会の要望 ほか)