出版社内容情報
組織を成長・進化させる仕組みと仕掛け
「リスキリング→転職ではない」
組織に「学び続け続ける文化」を植えつけ、
全社員のエンゲージメントを高める!
本書は、「リスキリング」を「技術革新やビジネスモデルの変化を背景に、社員にこれまでとは異なる業務を行うスキルを獲得させる企業の生き残りの手段」と定義する。つまり、リスキリングの主体は、個人ではなく会社が主体となると説く。
会社が、社員に学ぶ楽しさを実感させていくことで、「学びが組織の文化」となる。学び、貢献することで社員が幸せを感じるウェルビーイングな会社をつくることが、これからの日本企業が生き残る手段である。リスキリングという人材投資は人的資本経営を実現するための重要な戦略的要素だ。
内容説明
組織を成長・進化させる仕組みと仕掛け。DX、AIの対応にとどまらず、「学び続ける文化」をつくり、全社員のエンゲージメントを高める。
目次
第1章 リスキリングの本質(リスキリングとは何か;なぜ、リスキリングが重要になったのか)
第2章 リスキリングで目指すべき人材要件とは(なぜコーポレート部門からリスキリングを始めるのか;日本企業のコーポレート部門の現状と課題;変革が求められているコーポレート部門;非連続な環境変化に対応できるコーポレート部門とは;リスキリングで実現すべきコーポレート人材像とは;目指すべき経理財務部門とは;目指すべき経理財務部門における人材像;目指すべき人事部門とは;目指すべき人事部門における人材像)
第3章 リスキリングの進め方(なぜリスキリングが進まないのか;リスキリングの成果をあげる取り組み;リスキリングの最終ゴール)
第4章 リスキリングの仕組みの評価と改善(定量評価;定性評価;リスキリングの難所と対応例)
第5章 リスキリングの実践事例と処方箋(事例1 テクノロジー関連A社;事例2 情報・テクノロジーB社;リスキリングの処方箋)
著者等紹介
山田和延[ヤマダカズノブ]
KPMGコンサルティング社内デジタル推進室室長/Finance & Accounting部門長/Finance Strategy & Transformation所属執行役員/パートナー/公認会計士。東京工業大学工学部電子物理工学科卒業。一般事業会社、大手コンサルティング会社を経て2014年にKPMGコンサルティング入社。IFRS導入、決算早期化、SSC導入、制度連結・管理連結構想策定、組織再編、内部統制支援、予算策定支援、各種規定整備等、経理領域、経営企画領域を中心に、プロセス改善・システム導入のコンサルティングを実施。対象業界は主として消費財、食品、自動車、造船、流通、保険、銀行。セミナー・寄稿等多数
油布顕史[ユフケンジ]
KPMGコンサルティングPeople & Change所属プリンシパル。事業会社、外資系コンサルティング会社を経て現職。組織・人材マネジメント領域で25年以上の変革の支援経験を有する。人材開発、組織開発、人事戦略、人事制度(評価、報酬、タレントマネジメント)の設計・導入・定着支援、働き方改革、シニア人材の活性化、組織風土改革、人的資本経営、役員報酬等のテーマで数多くのプロジェクトを推進。クライアントの課題に向き合い、伴走しながら問題を解決する
平野留亥[ヒラノルイ]
KPMGコンサルティングFinance Strategy & Transformation所属アソシエイトパートナー/公認会計士。慶應義塾大学経済学部卒業。公認会計士資格を取得。監査業務に従事した後、コンサルティングに転身。関西(西日本)の企業(主に製造業)に対し15年以上のコンサルティング経験をもつ。財務会計・管理会計領域における、改革・高度化の支援、経営管理・企業価値拡大を目的としたKPIデータマネジメントの構築支援、および関連するシステム等の導入支援に強みを有する。グループ経営管理に関する組織再編や業績管理制度の構築、RPAを活用した業務改革等のプロジェクトも多数経験している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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