出版社内容情報
ITは業務効率化だけのツールではない。内外の先進事例をもとに、ITを経営の根幹に据えたビジネスモデルを提案する。
ITは業務効率化やコスト削減だけのツールではない。優れた海外企業は、新たなITを活用してビジネスモデルを構築している。そのうえで、新しいゲームのルールを作って、競争優位を獲得しようとしている。これに対して、多くの日本企業は十分にITを活用し切れているわけではない。しかも、新技術やアイディアへのリーチのなさや、利害関係の調整などに手間取り、大きく遅れを取っている。
本書では、最先端のデジタルテクノロジーを導入して、ITをビジネスモデルの根幹に据えて大きく変革を行っている国内外の豊富な事例をもとに、日本企業ならでは強みと弱みを描き出し、事業のIT化、攻めのIT戦略への方法について論じるものである。IoT(モノのインターネット)、フィンテック(金融テクノロジー)、インダストリー4.0、ビッグデータ、O2O(オンライン・ツー・オフライン)のような最新の動向、創造空間やハッカソンなどのイノベーションの場づくりにも言及していく。
第1章 IT化による製品・サービスのイノベーション
第2章 業務プロセスとビジネスモデルのイノベーション
第3章 日本企業が乗り越えるべき壁
第4章 実証実験のすすめ
第5章 イノベーションを創発する創造空間
第6章 「攻めのIT戦略」の実現に向けて
【著者紹介】
室井 雅博(ムロイ マサヒロ)
野村総合研究所 取締役副会長
1955年新潟県生まれ。78年東京大学理学部物理学科卒業、野村コンピュータシステム(現・野村総合研究所)入社。情報技術本部事業企画室長、e-ソリューション部門長などを経て、2009年代表取締役専務本社機構担当兼研究創発センター長。13年代表取締役副社長本社機構、品質・生産性革新本部管掌。15年より現職。専門は、ITマネジメント、先端ITを活用した新ソリューション企画・開発、コーポレートガバナンス・内部統制・情報セキュリティ管理など。情報サービス産業協会理事・副会長、日本情報システム・ユーザー協会監事。主な著作に『新顧客主義を実現する情報技術』『創造の戦略』(ともに共著、野村総合研究所)などがある。
内容説明
世界ではITをテコに、新しい産業革命ともいえる動きが進行している。今、盛んに試みられているIT化を分類すると、製品・サービスのイノべーション、業務プロセスのイノベーション、ビジネスモデルのイノベーションの三つに分類される。しかし、日本企業がITを導入する際には、さまざまな阻害要因が存在する。こうした壁を乗り越え、さまざまな実証実験を行っていくにはどうしたらよいのか。そして、イノベーションを創発する空間をどのように作っていくべきか。本書は、経営者に向けたITを活用したイノベーション実現のための提言である。
目次
第1章 IT化による製品・サービスのイノベーション
第2章 業務プロセスとビジネスモデルのイノベーション
第3章 日本企業が乗り越えるべき壁
第4章 実証実験のすすめ
第5章 イノベーションを創発する創造空間
第6章 「攻めのIT戦略」の実現に向けて
著者等紹介
室井雅博[ムロイマサヒロ]
野村総合研究所取締役副会長。1955年新潟県生まれ。78年東京大学理学部物理学科卒業、野村コンピュータシステム(現・野村総合研究所)入社。情報技術本部事業企画室長、e‐ソリューション部門長などを経て、2009年代表取締役専務本社機構担当兼研究創発センター長。13年代表取締役副社長本社機構、品質・生活性革新本部管掌。15年より現職。専門は、ITマネジメント、先端ITを活用した新ソリューション企画・開発、コーポレートガバナンス・内部統制・情報セキュリティ管理など。情報サービス産業協会理事・副会長、日本情報システム・ユーザー協会監事
譲原雅一[ユズリハラマサカズ]
野村総合研究所システムコンサルティング事業本部戦略IT研究室室長。1962年東京都生まれ。86年埼玉大学教養学部卒業、野村コンピュータシステム(現・野村総合研究所)入社。プロセス・IT研究室長、ITマネジメントコンサルティング部長などを経て、2012年より現職。専門は、情報戦略、IT組織戦略。情報やITを用いた企業改革や、IT組織の再編成、アウトソーシングにかかわる構想策定・実行支援など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
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mmm
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