ひとことの力―松下幸之助の言葉

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ひとことの力―松下幸之助の言葉

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492502655
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3034

出版社内容情報

「経営の神様」は部下に何を話してきたのか。幸之助の晩年に最も寵愛された側近中の側近が明かす、実践的帝王学のすべて

「経営の神様」は部下に何を話してきたのか。
幸之助の晩年に最も寵愛された側近中の側近が明かす、実践的帝王学のすべて。

松下幸之助さんに何度もお会いしたが、本書には私の知らない話もあり、興味深く読んだ。
また実録としても貴重な資料であり、多くの皆さんに推薦したい。【推薦・堺屋太一】

この書は、松下幸之助の生の言葉、話をまとめたものである。晩年の23年間、お読みいただけるとおわかりになると思うが、ほとんど毎日、毎夜、松下との間で交わされた話を、その折々にとったメモと記憶をもとに、ほぼ、ありのままに記述した。ときに、いままで世に出されていない松下の話も出てくる。二人だけの会話であるから、いままで伏せていたものもあるが、もう、松下幸之助も歴史上の人物になったのだから、お許しをいただけるだろう。(中略)本書は、いままで幾多の、いわゆる、 「松下幸之助語録」のように、すなわち、松下幸之助の書籍から、言葉や文章を抽出し書きまとめたものでもなければ、 「また聞き」の言葉を集めたものでもない。直接、松下幸之助が、私に言った言葉、話を、私がまとめたものである。おそらく、本書は、 「読み物」としてだけでなく、松下幸之助の実態を知るための「資料」としても、後世に受け継がれていくものと、確信している。(本書「はじめに」より抜粋)

【目次】

1、 心を許して遊ぶな
2、 心のなかで手を合わすように
3、 風の音を聞いて悟る人もおるわな
4、 人生と経営は賭け事ではないで
5、 多くの知恵を借りることが大事や
6、 あとは、わしに任せておけ!
7、 わしの言う通りにやるんやったら、きみは、要らんよ
8、 自主自立の心持ちが、大事やね
9、 きみの声を聞きたい
10、 汗のなかから知恵を出せ
11、 なかなか、いい声、しとるなあ
12、 「勝てば官軍」はあかんよ
13、 もう、死んでもええわ
14、 この土地も、わしのものや
15、 使命感がないと、あかんな
16、 目標がなければ、なんも決まらん
17、 まだまだ勉強せんといかん
18、 熱意から成功の道が開ける
19、 策を持って叱るな
20、 日に新たやね
21、 一人も解雇するな、一円も給料を下げるな
22、 不味くて、残したんやないやで
23、 尋ねると、部下が成長するね
24、 凡人だから、成功したんや
25、 日本人は、衆知を集める国民やね
26、 自分をしっかりと持って取り組め
27、 和の心を忘れたら、会社は潰れるな
28、 社員の汗を思い浮かべて、経営をせんといかん
29、 成功は、小さい努力の積み重ねやね
30、 部下に尋ねて、部下を育てよ            など50項目

【著者紹介】
江口 克彦(エグチ カツヒコ)
参議院議員
参議院議員。経済学博士。
1940(昭和15)年2月1日、名古屋生まれ。愛知県立瑞陵高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。松下電器産業株式会社入社後、昭和42年PHP総合研究所へ異動。秘書室長、取締役、常務取締役を経て、昭和57年同研究所専務取締役、平成6年同研究所副社長、平成16年同研究所社長に就任。平成21年退任。その間、松下幸之助のもとで23年間、側近として過ごす。その後、執筆・講演を中心に活動していたが、平成22年7月の参議院議員選挙に「地域主権型道州制」の政策を掲げ、出馬、当選。松下幸之助に関する多数の著作がある。松下幸之助の継承者、伝承者と評されている。それゆえ、松下幸之助研究に関する講演依頼も多い。また、松下幸之助の主張した「廃県置州論」を発展させ、「地域主権型道州制」を提唱、国会では、超党派の「道州制懇話会」の共同代表等を歴任。各地で、「地域主権型道州制」の講演、啓蒙も行っている。

内容説明

側近中の側近が明かす実践的帝王学。

目次

心を許して遊ぶな
心のなかで手を合わすように
風の音を聞いて悟る人もおるわな
人生と経営は賭け事ではないで
多くの知恵を借りることが大事や
あとは、わしに任せておけ!
わしの言う通りにやるんやったら、きみは、要らんよ
自主自立の心持ちが、大事やね
きみの声を聞きたい
汗のなかから知恵を出せ〔ほか〕

著者等紹介

江口克彦[エグチカツヒコ]
参議院議員。経済学博士。1940(昭和15)年2月1日、名古屋生まれ。愛知県立瑞陵高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。松下電器産業株式会社入社後、昭和42年PHP総合研究所へ異動。秘書室長、取締役、常務取締役を経て、昭和57年同研究所専務取締役、平成6年同研究所副社長、平成16年同研究所社長に就任。平成21年退任。その間、松下幸之助のもとで23年間、側近として過ごす。その後、執筆・講演を中心に活動していたが、平成22年7月の参議院議員選挙に「地域主権型道州制」の政策を掲げ、出馬、当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

25
丁稚奉公を現代風に読み替えるとブラック企業だが、この採用育成システムから松下幸之助、本田宗一郎という世界企業の創業者が出た。ソニーや京セラがトップクラスの教育を受けた技術者により起業されたのとは対照的。組織教育は一般化、マニュアル化され、さらにソフト化され、教え、学び易いだけでなく、学ぶ必要のないものになりつつある。ところが、実体験から原理原則に気付き、それを何等かの形で発信し、さらに磨き上げるという遠回りのようなものが実は近道。松下幸之助が海外では思想家、哲学者としても評価されている理由はこの点にある。2016/08/26

u1

21
リアル版!夢をかなえるゾウ!松下幸之助って、ええ爺さんやったんやなぁ…松下幸之助の本は読んだことないが、これはその側近として仕えたPHP研究所の元経営者の書いた本で、時代が古いことは置いても、すごい人間だったことがわかる。というか、意外にも凡人で、今の時代でも賛同できる考え方がいっぱいあった!ナショナル、パナソニック、特選大感謝祭!2020/08/01

Kimu2

4
今までは松下氏の発言だけが載せられていた本が多かったのに対して,実際にその言葉をかけられた著者の解説が加わり理解しやすくなっているのがこの本の特徴のように思います.経営者として,そして人格者としての松下氏を知るのに最適な良書だと思います.やはり松下幸之助という方はすごい方だなぁ,と感じ入った次第です.著者のメモから書き起こされているのですが,これだけではないはずです!続編を望みます.2015/03/22

まさあき

3
縁あって出会った一冊。一気に読了。著者と松下翁とのやりとりに温もりを感じながら一読させていただいた。第3項の「風の音を聞いただけで悟る人もおるわな」は文体が美しくつい音読。その後は一気呵成、ひたすら学び、インプット。そして最後、親しい人が亡くなったときの如く涙。温かな余韻と喪失感を持ちつつ本を閉じた。2015/09/17

また

3
またまた松下幸之助関連の本をよんですっかり信者になってまいりました。 勉強になる考え方がたくさんあったのですが,著者の江口さんもすごいなと。なによりここまで詳細にメモを残してあることがすごい。自分に響いたことを日々メモして自分のなかにプールしておくことがいかに有益か。自分も有意義なメモの活用を実践してゆきたい。2015/05/13

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