講談社文庫<br> 滅茶苦茶

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講談社文庫
滅茶苦茶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065357057
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いい気味だ……
予測不能の展開、予想外の読後感。絶叫系転落ミステリー!

映画化決定の話題作『悪い夏』『正体』を超える切迫感!
終わりの見えない転落人生。こんな目にはあいたくない……。

不穏な恋愛にのめり込む、30代キャリアウーマン。不良に堕ちた元クラスメイトに再会した、エリート進学校の高校生。ラブホテルの経営不振に喘ぐ、3人の子持ちの中年男性。
刹那な現代をサバイブしながらも、孤独を胸底に抱える者たちの欲望に駆られた出会いは、彼らをまっさかさまに谷底に突き落とす。

「いい気味」か「かわいそう」か?  彼ら自身が招いた命からがらの転落劇。滅茶苦茶なんだけど最悪じゃない!
―吉田大助(書評家)

予想外の読後感! 転落人生の奇蹟の交錯が閉塞感に風穴を開ける、これぞ染井マジックというべき快作。
―宇田川拓也(ときわ書房本店)

内容説明

三十代シングルライフを謳歌する美世子は、不穏な恋にのめり込む。県内一の進学校に通う礼央は、元級友の不良と再会する。三人の子持ちの茂一は、ラブホテルの経営不振に喘ぐ。孤独と欲望を抱える彼らの人生が交わるとき、崖っぷちに向かって運命は転がりはじめる。予測不能、絶叫必至の転落ミステリー!

著者等紹介

染井為人[ソメイタメヒト]
1983年千葉県生まれ。芸能プロダクションにてマネージャーや舞台などのプロデューサーを務め、2017年『悪い夏』で横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

343
あからさまに奥田英朗氏の『最悪』『邪魔』を想起したが、著者あとがきにあるように、コロナ禍で一変する生き方や人生観がテーマと考えると、妙に納得がいく。ラスト、視点人物三名の交差させ方が、かなり力技には思えたけれども、それぞれのパートが面白く、三者三様の悲哀がきちんと描き分けられて、幅の狭さは全くない。あいかわらず、若い年代の意志薄弱な人物の描写が上手く、礼央が徐々に非行少年グループに染まっていく様や、少年たちの短絡的な行動はリアル。この状態で三人ともなんとかなっているのが奇跡なくらい本当に滅茶苦茶。2024/11/02

イアン

139
★★★★★★★☆☆☆コロナ禍の鬱屈した世相を切り取った染井為人の長編。マッチングアプリで知り合った外国人に恋するキャリアウーマン、不良とつるみ始めた男子高校生、給付金詐欺に加担するホテル経営者。真っ当に生きようとしつつも否応なく犯罪に巻き込まれていく彼らの転落を描いた群像劇で、そのページターナーぶりは初期の奥田英朗を思わせる。3人の人生はどこで交錯するのか。痛快なカタルシスを期待して読んだが、その運命の衝突はいささか物理的に過ぎた。日本中が狂った滅茶苦茶な3年間があったのだと、いつか笑える日が来ればいい。2024/08/15

H!deking

76
久しぶりの為井さん、確かに滅茶苦茶で面白かった笑。コロナ禍をきっかけに坂を転がっていく三人の群像劇ですね。前になにかのレビューでも書いたかもだけど「志村後ろ!」的な話は個人的に好きでソワソワしますね。土曜日深夜とかでドラマ化して欲しい感じです。2024/08/23

アッシュ姉

64
読むほどに好きが高まる染井さん。これまた面白かった。舞台はコロナ禍真っ只中。そうそうこうだったと頷きながら読み進める。リモートワークになり独り身が染みるバリキャリ女性、進学校に馴染めずリモート授業を喜ぶ高校生、持続化給付金対象外のラブホオーナーの中年男性。生活が激変していくなかで、普段なら踏み外さないであろう道へと転げ落ちていく。自業自得なところもあるが、コロナが無ければと叫びたくなる気持ちもよく分かる。三者三様の滅茶苦茶な展開から目が離せず、どこで交わるのか楽しみにしながら読んだ。2024/10/18

48
ホンマ滅茶苦茶や(⁠@⁠_⁠@⁠;⁠) 最近はコロナ禍の影も薄まりましたが…。確かにみんな「心がコロナに感染」してた。 だからってここまで登場人物が日常から脱線しまくったあげく、収まる所に収まったのはスキッとしました。2024/12/22

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