アメリカは内戦に向かうのか

個数:
電子版価格
¥2,244
  • 電子版あり

アメリカは内戦に向かうのか

  • ウェブストア専用在庫が1冊ございます。(2025年05月08日 10時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492444733
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

『フィナンシャル・タイムズ』『サンデー・タイムズ』『エスクァイア』などの2022年ベストブックに輝いた話題作、待望の邦訳。

トランプの大統領選再出馬は2度目の南北戦争を招くのか。
アメリカを代表する政治学者による20年に及ぶ徹底調査と歴史的な分析。
世界中で「内戦」が急増している現状とその原因、アメリカでも内戦が勃発する潜在性が高まっている状況を読み解き、警告する。

アメリカ、そして世界に衝撃を与えた「Qアノン」扇動による2021年1月に発生した前代未聞の連邦議会襲撃事件。トランプ政権時に進行していた市民分断の最終章とも言えるようなこの事件は、今後の本格的な党派闘争の序章になるのだろうか。
内戦を専門とする政治学者が、過去の内戦に関するデータから、イラク・北アイルランド・インド・フィリピンなどを具体事例として、紛争が発生する契機と紛争が起きる条件と心理についてのパターンを分析。
また、現代の紛争を拡大・激化させるソーシャルメディアというツールについて考察することで、アメリカの内戦の危機接近度を明らかにしていく。

内容説明

アメリカ、そして世界に衝撃を与えた「Qアノン」扇動による2021年1月に発生した前代未聞の連邦議会襲撃事件。トランプ政権時に進行していた市民分断の最終章とも言えるようなこの事件は、今後の本格的な党派闘争の序章になるのだろうか。内戦を専門とする政治学者が、過去の内戦に関するデータから、イラク・北アイルランド・インド・フィリピンなどを具体事例として、紛争が発生する契機と紛争が起きる条件と心理についてのパターンを分析。また、現代の紛争を拡大・激化させるソーシャル・メディアというツールについて考察することで、アメリカの内戦の危機接近度を明らかにしていく。

目次

序章 今、内戦の時代が始まろうとしている
第1章 アノクラシー―魔の中間地帯
第2章 暴動の発火点
第3章 「格下げ」がもたらす悪夢
第4章 希望が死ぬとき
第5章 暴動増幅装置―SNSの罠
第6章 足元に忍び寄る不吉な影
第7章 内戦―真実の姿
第8章 内戦を阻むために今なすべきこと

著者等紹介

ウォルター,バーバラ・F.[ウォルター,バーバラF.] [Walter,Barbara F.]
カリフォルニア大学サンディエゴ校政治学教授。シカゴ大学政治学M.A.およびPh.D.取得。国際安全保障の権威であり、内戦、非通常型暴力、交渉と紛争に重点を置いている。オンラインマガジン「Political Violence at a Glance」を運営。本書は、『フィナンシャル・タイムズ』『サンデー・タイムズ』『エスクァイア』の2022年ベストブックに選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

112
民主主義国家では国民は投票権の代わりに直接行動を禁じられ、気に入らない思想や人種や宗教とも共存せねばならない。どれほど嫌いな政治や法律の支配下であっても、それが多数派なら従うシステムだ。しかしグローバル化に伴う格差拡大や難民の急増などで、システムの前提である民衆の忍耐は限界に近付いている。そんな声なき声をSNSは拾い上げ、結集させる武器となった。仲間を集め忍耐を拒み、暴力や内戦に訴えてでも自分たちの望む社会を約束する指導者を待望するに至った。未来のルドルフ大帝は間違いなくSNSを操る者から生まれるだろう。2023/05/05

owlsoul

11
もしアメリカで内戦が起きたら。そんな映画がヒットするほどアメリカ分断の危機は切迫感を増している。政治学者である著者は、世界で起きた内戦のパターンを分析し、アメリカの現状と比較する。内戦が起こりやすいのは民主国家と専制国家の中間状態「アノクラシー」の期間だ。そして、それを先導するのは、現社会において過去に持っていた地位や権力を失ったと感じている集団である。トランプ大統領の就任によって専制国家に近づいたアメリカは、地位の喪失を感じている白人の労働者階級によって連邦議会が襲撃された。これは分断の結末か、始まりか2024/09/29

メロン

9
本書の要旨は内戦に至る国家のパターン分析と現在のアメリカがおかれている状況が急速に内戦を起こすパターンに近づいていることに対しての警鐘である。 内戦を起こすリスクは、ポリティ・インデックスの格付けが専制から民主化また逆に民主主義から部分民主主義に向かう中間(4ポイント付近)が非常に大きな内戦リスクを抱えるパターンとして提示している。また、宗教、民族、党派性による国内の派閥化が起こることによりよりこのリスクが高まるとのことだ。現在のアメリカもしかり、欧米各国民主主義数値が10でもっとも高くあったスウェーデン2025/01/30

しゅー

8
★★★奥山真司の講演で紹介されていた。題名に似合わず、内容はアカデミックである。内戦を引き起こす重要な変数は何か?それは「アノクラシー」であると言うのが著者達の主張だ。すなわち民主主義と独裁政治の中間にある政治形態が一番、内戦を生み出す。民主主義が衰退して独裁制に向かう途上の国々、逆にどこかの米国に無理やり急激な民主化を強いられた独裁国家などがそれに該当する。その証明にさかれる頁が大半なので、実は米国よりもユーゴスラビアやイラクに関する話が多い。『新しい階級闘争』とセットで読むと現状への理解が深まるかも。2024/10/20

朝ですよね

6
ユーゴスラビアやルワンダなどの事例を紹介し、内戦に至る経緯を概括する。ポリティV、フリーダムハウス、V-Demといった民主主義測定データセットによると、内戦はアノクラシー(専制と民主主義の中間)で発生する。また、急激なスコア変動はリスク要因である。アメリカで考えられそうなのは人種や宗教といった基盤を持つ集団が既得権を失う時に暴力的な手段を用いるというシナリオで、「格下げ」という内戦発生の常套パターンと重なるものである。SNSは恐怖を増幅するので、これらに対抗する集団が先に武装する事も考えられる。2023/10/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20673298
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品