デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492396353
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

出版社内容情報

「イギリス人アナリスト」シリーズ最後の一冊!GDPを1.5倍に、賃金を2倍に成長させるために必要な「戦略」のすべてを解説。ベストセラー『新・観光立国論』の著者、30年間の集大成がついに刊行。

日本はいま、潜在能力をまったく活かせない「日本病」に陥っている。
その原因を特定し、「あたりまえの政策」を実行するだけで、
【平均年収2倍】【GDP1.5倍(770兆円)】が可能になる!

データに基づく客観的な分析で解説する、日本に輝かしい未来をもたらす方法。

■潜在能力が活かされていない日本
・日本は「GDP世界第3位」の経済大国
 →1人あたりGDPは世界第27位
・日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国
 →1人あたり輸出額は世界第44位
・日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国
 →1人あたり研究開発費は世界第10位
・日本は「ノーベル賞受賞者数世界第7位」の文化大国
 →1人あたりノーベル賞受賞者数は世界第39位

■潜在能力を活かせば、日本はこうなる
・平均給与は男性が1.6倍、女性が2.7倍に。全体では約2倍に拡大
・GDPは1.5倍の770兆円に
・貧困問題、国の借金の問題、社会保障費問題も解決する

■筆者のコメント
皆さんが学校でこんなに熱心に勉強して、塾にも通って、就職してからも毎日長い時間を会社で過ごし、
有給休暇もほとんど消化せず、一所懸命働いているのに、「生産性は世界第27位」と言われて、悔しくないですか。
先進国最下位の生産性と言われて、悔しくないですか。
こんなにも教育水準が高い国で、世界の科学技術を牽引するだけの潜在能力がありながら、
1人あたりのノーベル賞受賞数が世界で第39位というのは、悔しくないですか。
「ものづくり大国」を名乗りながら、1人あたり輸出額は世界第44位と言われて、悔しくないですか。

私は、悔しいです。日本は、この程度の国ではありません。

日本の実績を「この程度」に押しとどめている原因を特定し、改革を実行すれば、日本は必ずや、劇的な復活を果たせるはずです。
本書がその一助となれば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。

はじめに
第1章 日本はほとんど「潜在能力」を発揮できていない
第2章 「追いつき追い越せ幻想」にとらわれてしまった日本経済
第3章 「失われた20年」の恐ろしさ
第4章 戦後の成長要因は「生産性」か「人口」か
第5章 日本の生産性が低いのはなぜか
第6章 日本人は「自信」をなくしたのか
第7章 日本型資本主義は人口激増時代の「副産物」に過ぎない
第8章 日本型資本主義の大転換期
第9章 日本の「潜在能力」をフルに活用するには
おわりに

デービッド・アトキンソン[デービッド アトキンソン]
デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社社長
小西美術工藝社代表取締役社長。三田証券社外取締役。元ゴールドマン・サックス金融調査室長。裏千家茶名「宗真」拝受。1965年イギリス生まれ。オックスフォード大学「日本学」専攻。1992年にゴールドマン・サックス入社。日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。2006年にpartner(共同出資者)となるが、マネーゲームを達観するに至り2007年に退社。1999年に裏千家に入門、2006年に茶名「宗真」を拝受する。2009年、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、2011年に同会長兼社長に就任。日本の伝統文化を守りつつ、旧習の縮図である伝統文化財をめぐる行政や業界への提言を続ける。2015年から対外経済政策研究会委員、京都国際観光大使、2016年から明日の日本を支える観光ビジョン構想会議委員等を務める。『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞受賞)『国宝消滅』(共に東洋経済新報社)、『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』(講談社+α新書)等著書多数。

内容説明

潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋。人口が減っても、「昭和の常識」を打破すれば平均年収は2倍、GDPは1.5倍に!貧困、国の借金、社会保障問題もすべて解決!ベストセラー『新・観光立国論』の著者、30年間の集大成。

目次

第1章 日本はほとんど「潜在能力」を発揮できていない
第2章 「追いつき追い越せ幻想」にとらわれてしまった日本経済
第3章 「失われた20年」の恐ろしさ
第4章 戦後の成長要因は「生産性」か「人口」か
第5章 日本人の生産性が低いのはなぜか
第6章 日本人は「自信」をなくしたのか
第7章 日本型資本主義は人口激増時代の「副産物」に過ぎない
第8章 日本型資本主義の大転換期
第9章 日本の「潜在能力」をフルに活用するには

著者等紹介

アトキンソン,デービッド[アトキンソン,デービッド] [Atkinson,David]
小西美術工藝社代表取締役社長。奈良県立大学客員教授。三田証券社外取締役。元ゴールドマン・サックス金融調査室長。裏千家茶名「宗真」拝受。1965年、イギリス生まれ。オックスフォード大学「日本学」専攻。1992年にゴールドマン・サックス入社。日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。1998年に同社managing director(取締役)、2006年にpartner(共同出資者)となるが、マネーゲームを達観するに至り、2007年に退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

100
日本の世界経済での本当の立ち位置と今後について。データをこねくりまわしてる感も強いが、なかなか興味深い内容。盲点かもなぁ◆日本はGDPで世界第3位の経済大国、製造業生産額も世界3位、輸出額は4位で資源が少ないのに高い潜在能力を発揮していると見られがちである。その原動力は「技術大国」「勤勉・勤労」「社会秩序」にあるとマスコミは解説するが、これらの要素とGDPはイコールではない。GDPは人口×生産性であり、これまで日本は人口の多さに優位性があったに過ぎない。国民一人あたりのGDPは27位と低い。東京がカギ2020/07/15

えちぜんや よーた

81
個々の日本人が貧乏なのは、上場企業の経営者が怠慢に原因があるとしている。島耕作が読んだら顔面蒼白になるような内容w 漫画を読んだら分かるけど、上司の不倫の後始末やら、社内派閥間での足の引っ張り合いがメイン業務になっていた世代が「サラリーマン経営者」になってますからな。それらを覆い隠していたのが、戦後の人口激増であったというのが筆者の持論。処方箋は企業の時価総額を上げること。個人的には傾いた企業に政府は一切、手を貸さないというのが処方箋の一つにいれても良いと思う。その代わりあぶれた失業者はしっかり保護する。2017/01/11

ひろき@巨人の肩

78
Audiobookにて。「GDP=人口×生産性」高度成長、世界二位の経済大国、失われた20年。戦後経済はこの数式で説明できる。日本が先進国二番目の人口大国という事実を軽視し、一人当たり生産性を過信した事が失われた20年を引き起こした。生産性で見た日本は20年前ですら先進国平均、現在は先進国中17位。著者はこの原因を日本政府ではなく経営者にあると考える。アベノミクスとは金融緩和政策による株式時価総額の向上。後は市場の監視により経営者の改革意識を促すしかない。政策課題は農業生産性、女性賃金、中小企業保護。2019/07/06

月讀命

53
高度成長からバブル期を生きてきた者にとって、今の日本の体たらくは真に遺憾である。戦後日本が繁栄してきたのは、人口が増加した事により結果としてGDPが増えた事に過ぎず、昨今の人口減少社会では成長出来ないのは当然である。そして多くの日本人は今でもJAPAN AS NO,1の頃の幻想を心に秘めている。元来日本人は世界のどの国よりも高い潜在能力を持っているが、その能力を生かしていない。生産性をあげる努力をすれば日本病から脱却できると説く。外国人からズバッとダメダシされるとハラも立つが、これが現実なのかもしれない。2018/06/17

読書ニスタ

42
日本の生産性の低さを、統計とグラフと外国との比較で、わかりやすく説明。 所得倍増の話は少なく思う、最後の一章くらい? サッチャー首相の評価は初の理系首相、統計と分析で指導したリーダーか。鉄の女ってことしか見てなかったよ。イラ菅は理系だったけど、ねえ。 変革できない経営者を辞めさせて、女性を活用して、輸出を増やして。具体的なところは、自分で考えなくちゃ。 日本的経営だと利益配分の悪さも指摘してほしかった。利益出しても、社員には寸志。だから、やる気ない保守社員が、増殖するし。2019/04/24

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