男性不況―「男の職場」崩壊が日本を変える

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男性不況―「男の職場」崩壊が日本を変える

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492395769
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C3033

内容説明

日本の変質を解く鍵は、男と女にある。増えない給料、晩婚・少子化、格差拡大から女子会ブームまで、さまざまな変化を引き起こした真因に鋭く迫る。

目次

第1章 男性不況とは何か?(働きたくても職場がない―消える「男の職場」、増える「女の職場」;鍵を握るのは製造業と建設業;医療・福祉とホワイトカラーは女性優位に?)
第2章 男性不況で変わる男女の立ち位置(萎縮する男性、元気な女性;縮小する男女の給与格差;さらに拡大する男性不況)
第3章 男性不況が格差を広げ、少子化へのスパイラルに拍車をかける(男女の賃金格差が縮まると、なぜか広がる世帯間の所得格差;女性が結婚相手に求める条件;晩婚化・未婚化を生む男性不況)
第4章 男性不況が変える日本の姿―消費・家庭・雇用(減る「男の消費」、増える「女の消費」;男性不況が変える家庭の姿;エリートにも忍びよる男性不況)
第5章 男性不況に勝つための戦略(マクロ政策の男性不況対策;個人としての男性不況対策)

著者等紹介

永濱利廣[ナガハマトシヒロ]
第一生命経済研究所主席エコノミスト。1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年4月第一生命保険相互会社(現・第一生命保険株式会社)入社。1998年4月より社団法人(現・公益社団法人)日本経済研究センター出向。2000年4月より株式会社第一生命経済研究所経済調査部副主任研究員、2004年4月より同主任エコノミストを経て、2008年4月より現職。一橋大学非常勤講師、跡見学園女子大学非常勤講師、景気循環学会幹事、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、総務省家計調査等改善検討会委員等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mitz

2
‘男性不況(Mancession)=労働市場における男性の価値の低下’。今の日本の現実がここにある。豊富なデータにより、説得力がある内容だった。2012/11/07

読書箱

1
男性不況という視点は面白いと思う。ただ、女性の雇用が増えているのにも係わらず収入が増えていないのは流してよい問題とは思えない。問題に対する踏み込みが甘いので解決策がつまらない。2015/12/25

Special77

1
女性の社会進出が進む中、男性の失業者が増加し、男性優位の社会が揺らいでいることを説明する。男性が必ずしも優位ではなくなった一方で、依然として社会は「男らしさ」を求めていることに重圧を感じている男性が多いことを知ると、この世の中がどんどん恐ろしい方向に行くような気がしてならない。2015/09/19

メルセ・ひすい

1
「男の職場」が激減する日本で何が起きているのか。日本の変質を解くカギは男と女にある。増えない給料、晩婚・少子化、格差拡大から女子会ブームまで、様々な変化を引き起こした真因に気鋭のエコノミストが迫る。2013/01/20

ひだり

1
2012年10月発行の新刊が図書館で借りられた。男性の雇用が減り続けている…その原因がリーマンショックによる製造業の不振だったり、少子化を引き起こしていたり、と、日本全体が抱える問題に結びついていることに気付かされた。最終章で語られている「男性不況に勝つための戦略」が、選挙に勝った自民党の政策に重なることにも驚いた。この本を先に読んでたら自民党に投票したかも。2013/01/06

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