内容説明
日本の変質を解く鍵は、男と女にある。増えない給料、晩婚・少子化、格差拡大から女子会ブームまで、さまざまな変化を引き起こした真因に鋭く迫る。
目次
第1章 男性不況とは何か?(働きたくても職場がない―消える「男の職場」、増える「女の職場」;鍵を握るのは製造業と建設業;医療・福祉とホワイトカラーは女性優位に?)
第2章 男性不況で変わる男女の立ち位置(萎縮する男性、元気な女性;縮小する男女の給与格差;さらに拡大する男性不況)
第3章 男性不況が格差を広げ、少子化へのスパイラルに拍車をかける(男女の賃金格差が縮まると、なぜか広がる世帯間の所得格差;女性が結婚相手に求める条件;晩婚化・未婚化を生む男性不況)
第4章 男性不況が変える日本の姿―消費・家庭・雇用(減る「男の消費」、増える「女の消費」;男性不況が変える家庭の姿;エリートにも忍びよる男性不況)
第5章 男性不況に勝つための戦略(マクロ政策の男性不況対策;個人としての男性不況対策)
著者等紹介
永濱利廣[ナガハマトシヒロ]
第一生命経済研究所主席エコノミスト。1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年4月第一生命保険相互会社(現・第一生命保険株式会社)入社。1998年4月より社団法人(現・公益社団法人)日本経済研究センター出向。2000年4月より株式会社第一生命経済研究所経済調査部副主任研究員、2004年4月より同主任エコノミストを経て、2008年4月より現職。一橋大学非常勤講師、跡見学園女子大学非常勤講師、景気循環学会幹事、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、総務省家計調査等改善検討会委員等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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