出版社内容情報
世界にある数十の「メガ・リージョン(地域)」が、人材と企業を呼び込む熾烈な競争を展開している。その競争を勝ち抜いて、日本全体を牽引する強い地域をどう作るか。具体的な戦略を描く。
内容説明
中国沿海部、香港、シンガポール、釜山、グレーター・ナゴヤ、北部九州圏、京阪神、東京…「東アジア」という競技場の中で、各国の「地域」というプレーヤーが熾烈な競争を行っている。人材と企業を呼び込む競争だ。日本の中で「勝ち組」といわれている地域も、安心してはいられない。日本の中での競争や均衡だけを考えていると、日本全体が東アジアでの国際的な地域間競争から脱落する。厳しい現実を直視し、いまのうちに自分たちの地域をもう一度見つめ直すことが必要だ。日本の「勝ち組」=東アジアの「勝ち組」ではない!東京国際映画祭、グレーター・ナゴヤの仕掛け人が示す、地域の競争力を高めるための処方箋。
目次
プロローグ 三つの点をつなぐ線を求めて
第1章 なぜ、いま、地域間競争なのか
第2章 東アジアは「メガ・リージョン」の大競走時代に
第3章 「日本の濃縮ジュース」グレーター・ナゴヤの競争力を高める
第4章 「アジア一番圏」北部九州圏の競争力を高める
第5章 「三都物語」京阪神の競争力を高める
第6章 「グローバル感性都市」東京の競争力を高める
第7章 企業をどう呼び込むか
第8章 創造的な人材をどう引きつけるか
第9章 集客ビジネスの成功に何が必要か
第10章 地域の競争力を決定する「地域経営力」
エピローグ 問われる、個性ある地域のデザイン力
著者等紹介
細川昌彦[ホソカワマサヒコ]
1955年大阪府生まれ。1977年東京大学法学部卒業、通商産業省入省。2002年ハーバード・ビジネス・スクールAMP修了。2003年経済産業省中部経済産業局長。2004年(独)日本貿易振興機構ニューヨーク・センター所長。2006年(社)日本鉄鋼連盟常務理事。2008年中京大学経済学部教授(9月より)。現在、講演活動のほか、自治体や企業のアドバイザー・顧問も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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