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欲望を生み出す社会―アメリカ大量消費社会の成立史

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492371091
  • NDC分類 675.025
  • Cコード C3033

内容説明

大衆市場はどのようにして成立したか?それは人々のライフスタイルをどのように変え、流通、広告、販売においてどんな「革命的」変化をもたらしたのか?19世紀末から20世紀初頭の約20年間にアメリカで起こった「大衆消費社会の誕生」を考察する一冊。

目次

第1章 アメリカ的生活様式
第2章 商標ラベル
第3章 流通の連鎖
第4章 新しい製品と新しい習慣
第5章 市場の設計
第6章 販売と販売促進
第7章 新しい小売業
第8章 包装製品の政治学
第9章 エピローグ

著者等紹介

ストラッサー,スーザン[ストラッサー,スーザン][Strasser,Susan]
リード大学で学士を、ニューヨーク州立大学ストーニィ・ブルック校でM.A.,Ph.D.を取得。ハーバード大学経営大学院経営史ニューコメン・フェローシップ(1985‐86年度)等を経て、現在、デラウエア大学歴史学部教授

川邉信雄[カワベノブオ]
文京学院大学・文京学院短期大学学長、早稲田大学名誉教授。博士(商学)早稲田大学、Ph.D.(オハイオ州立大学)。1945年広島県生まれ。早稲田大学第一商学部卒業、同大学院商学研究科・オハイオ州立大学大学院(フルブライト奨学生)に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

4
消費社会論で大量生産・大量消費が注目されがちだが、本書は大量販売に注目する。その意味で経営史的な視点からの消費社会論と言える。商品を大量に販売するには、大量の商品を管理する方法、それらを流通させるルートや方式、そして消費者の欲望を喚起させる広告業に、実際の販売が行われるマーケットなどが必要である。本書は、その成立をアメリカの事例に沿って述べている。2021/07/27

メルセ・ひすい

2
15-1201880年代から1920年代にアメリカで生じた、流通、広告、そして販売における変化を分析している。お客様⇒消費者(消費をする者) それまで髭などそる習慣が無かったのにジレットの安全かみそりにより毎日髭を剃る習慣ができたほど。さらにコダックの写真、カメラ、万年筆、チューインガム、アイボリー石鹸等々…「大衆消費社会」は、人々のライフスタイルをどのように変えていったのか。流通、広告、販売における「革命的」変化について、数多くの貴重な写真とともに分析し、詳細に記述する。 2012/01/19

singoito2

1
19世紀から20世紀初頭の米国の製造業や卸売小売業の歴史を通じて商品市場の創造と生活者を消費者に作り替えていく様々の手法を描き出している。その内容は多彩でとても興味深いし、図版を見ているだけでも楽しい。ルース・シュウォーツ・コーワン「お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史」、湯澤規子「胃袋の近代」とあわせて読むともっと面白いと思います。2020/06/12

uju

1
アメリカ大量消費社会がいかに形成されたか、主には産業構造の変化に焦点を当てつつ述べている。 消費のあり方、ブランドという概念、広告産業の発展、小売業の変遷などは現代社会を考察するに通じる内容。2012/04/06

おぎん

1
アメリカでいかに大量消費を生み出していったか、作るだけではだめでどのように宣伝して消費してもらうか。こちらのほうが大事だと思う。2012/02/06

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