内容説明
マクロ経済のモデルを「一般形」「具体例」「数値例」の3段階で解説。
目次
マクロ経済学を学ぶ
マクロ経済学のための基礎知識
第1部 短期のマクロ経済学(IS曲線;LM曲線;IS‐LMモデル;開放マクロ経済)
第2部 中期のマクロ経済学(AD‐ASモデル;インフレーションと失業)
第3部 長期のマクロ経済学(新古典派理論(基礎)+新古典派理論(応用))
著者等紹介
笹倉和幸[ササクラカズユキ]
1959年生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程満期退学。日本鋼管(現JFE)勤務、福岡大学経済学部助教授等を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。博士(経済学)(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がっち
4
短期から長期モデルまでよくまとまっていると思う。数学的要素が多くまともに読むとすこし疲れるかもしれないし、入門と思って読まないほうがよい。しかし演習も付いていて良い本であると思う。2012/07/31
夕刻
3
中身は普通のマクロ経済学の本。これといって特段に解説が分かりやすいわけでもなく、数式を用いているので入門書としては読み難い。しかし、本書は知識の整理としては優れていると思う。 なにより他のマクロ経済の本と異なる点は、数式の解説を一般例、具体例、数値例で行われていることです。数値例だけ用いると確かに分かりやすいが応用力に欠け、一般例だけを用いられても慣れていなければ頭が「?」になってしまいがちです。そこで、本書では三段階の説明を行うことで一般例と数値例による、より分かりやすい解説となっている。2010/09/06
やす
2
最近読んだマクロ経済学の教科書より少しバージョンアップしてマクロ経済2.0って感じでしょうか?さらに難しいのはなんかもう応用数学の本だね。この辺が潮時かな。2010/08/29
かっぱき
0
数学視点からこれまで習ったマクロを理解しなおすのに適しています。 長期モデルでは古典派の記述がすくなめでしょうか。2012/07/29
red herring
0
やっとマクロ経済学が理路整然と整理できたぞ。長かった。2020/06/30