出版社内容情報
情報化、IT化の進展が「競争」のあり方を変えている。これからの競争政策はどうあるべきか。本書は、この問いに対する経済学者・法学者の研究成果です。
内容説明
IT革命といわれる急速な情報化の進展に伴って競争政策上どのような問題が生じ、それに対してどのように対応していくべきであろうか。本書は、このような問題意識のもとに、各分野の第一線の研究者及び公正取引委員会の実務担当者によって執筆された論文を編集したものである。
目次
第1部 情報化と競争政策(IT革命における競争政策の視点;グローバル化・ネットワーク化のもたらす企業変革と競争政策;情報通信産業の構造変化と競争政策 ほか)
第2部 特許・標準と競争政策(標準と産業組織;情報通信分野における規格の標準化と競争政策;「プロ・パテント」下での競争政策)
第3部 IT革命と競争法(グローバル化経済と競争政策;標準戦略に対する競争法と知的財産権;企業間電子商取引と独占禁止法 ほか)
著者等紹介
後藤晃[ゴトウアキラ]
一橋大学イノベーション研究センター教授。一橋大学経済学部卒業。同大学院博士課程修了(経済学博士)
山田昭雄[ヤマダアキオ]
公正取引委員会事務総長。北海道大学法学部卒業。公正取引委員会事務局官房審議官(渉外)、同官房審議官(総務)、公正取引委員会事務総局取引部長、同審査局長、同経済取引局長を経て現職
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