出版社内容情報
執行役員制度は会社の業務執行と経営の意思決定・監督の機能を分離し、それらを強化するのが狙いで、導入が相次いでいる。その考え方と導入の実務を丁寧に解説。
内容説明
本書は、会社法の定めに基づかない任意の執行役員制度に焦点をあてて解説するものである。第三版を上梓してから四年半が経過した。この間に商法の大改正を経て会社法が制定された。会社法は株式会社制度を大きく変容させ、コーポレート・ガバナンスの実効性を高めるための制度改革を行った。そこで第四版においては、全体にわたって大幅に書き改め、委員会設置会社との比較もしながら執行役員制度のあり方を再検討している。また、執行役員制度に関する新たな議論もフォローして、従前の議論の補充をできる限り試みた。
目次
第1章 なぜ執行役員制度が現れたのか
第2章 会社法下における執行役員制度とは何か
第3章 執行役員制度の導入手続
第4章 執行役員の地位と権限
第5章 執行役員の義務と責任
第6章 執行役員制度をめぐる今後の動向
著者等紹介
浜辺陽一郎[ハマベヨウイチロウ]
早稲田大学大学院法務研究科(法科大学院)教授。弁護士。1984年司法試験合格。1985年慶應義塾大学法学部卒業。1987年弁護士登録(第二東京弁護士会)。都内の渉外法律事務所で多数の企業法務に携わり、現在、弁護士法人早稲田大学リーガルクリニック弁護士。1995年米国ニューヨーク州弁護士資格取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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