執筆論―私はこうして本を書いてきた

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執筆論―私はこうして本を書いてきた

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  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492222713
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

内容説明

稀代の著述家、七十年の軌跡。二百冊を超える著作活動を生み出してきた企画の視点と書く技術。

目次

1(薄田泣菫『茶話』との出合い;府立天王寺中学へ入学 ほか)
2(小田切秀雄からの手紙;フランツ・ボルケナウの技法 ほか)
3(「紙つぶて」連載開始;敢えて『茶話』を封印 ほか)
4(解説の筆を執るということ;『司馬遼太郎全集』第二期の解説執筆 ほか)
5(コラムを書く技術;共産主義を徹底的に批判 ほか)

著者等紹介

谷沢永一[タニザワエイイチ]
関西大学名誉教授。昭和4年大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。専門は日本近代文学、書誌学。社会評論にも幅広く活躍。サントリー学藝賞、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞。2004年には『文豪たちの大喧嘩―鴎外・逍遙・樗牛』(新潮社)で読売文学賞を、2006年には『紙つぶて自作自注最終版』(文藝春秋)で毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greenman

2
本書は一読するととっつきにくい印象をもつが、読み進めていくと著者の反骨でありながら着飾らない性格に「精神」を感じるようになってくる。躁鬱病でありながらも書き続けられたのは周りの忍耐と理解があったからだろうが、それには著者自身が魅力的でなければ不可能なことだっただろう。名文を書くには書き手が「何か」を持っていて、それが読者にも伝わるように想像しながら書くことが重要だ。2009/12/27

stuccohome

1
固めの表現が多いが、不思議と読みやすい不思議な印象を受けた。筆を執る者は理不尽な嫉妬に基づく闇鉄砲の危険にさらされているのは昔も今も変わらないのか。2014/01/19

poefan

0
意外にも著者の半生を熟知した気になる、執筆人生論。時々、本文中で触れていた語りおろしかと思われる文末表現あり。2013/02/26

ryo511

0
漢語調ながら明晰な文体は読みやすく、一貫して謙虚な姿勢にも好感を抱いた。ただ、本書はあくまで著者の「執筆歴」であり、そこから教訓を読み取るには、読者の側にも経験という割符が必要。B+2009/05/21

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