内容説明
現在多くの課題を抱える日本の農業を、グローバル化に耐えうる「強い」構造に変えるにはどのような戦略が必要か。本書では戦後の日本農政を歴史的に分析するとともに、その政策を経済学的観点から体系的に整理。国内問題、対外政策、そして近隣国の動向を検証することで、「自立」した新しい農業のあり方を提言する。
目次
序章 日本農業を見る視点
第1章 現代日本農業の構造
第2章 ミクロ経済学と農業政策の理論
第3章 戦後日本農政の展開過程
第4章 現代日本農政の展開と方向
第5章 農業政策の国際化対応
第6章 日本・韓国・台湾の経済発展と農業政策
第7章 国際農産物市場の新展開と日本農業の総合戦略
第8章 日本農業再生の条件
著者等紹介
本間正義[ホンママサヨシ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授1974年帯広畜産大学畜産学部卒業、76年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了、82年アイオワ州立大学大学院経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)。東京都立大学経済学部助手、小樽商科大学商学部教授、成蹊大学経済学部教授などを経て2003年より現職。この間、1989‐91年国際食料政策研究所(ワシントンD.C.)客員研究員、1995年国連食糧農業機関(ローマ)専門研究員、2000‐01年オーストラリア国立大学(キャンベラ)客員研究員を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。