内容説明
高度成長の波に乗った中国。改革・開放政策と社会主義市場経済の先には、アメリカと並ぶ超大国に―。現場主義の立場から描いた「最新中国経済論」。
目次
第1部 中国の発展戦略
第2部 中国の未来と日本の選択
第3部 中国社会の変容
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すーさん
1
天安門事件直後の1990年5月を皮切りに1992年8月までに中国を5回訪問した叶芳和氏が、中国を初めて知った目で見た、中国という国が如何にして経済発展を遂げていこうとしているのかを論文と紀行文で示したもの。請負制を中国で最も貧しい村で実験して、成功したから全国へ広めた、という点は試行と成功の拡張という発展のプロセスを垣間見る思いだった。 今の中国が、どうやって共産主義・社会主義から切り替えることが出来たのかを知る機会になった。2015/07/15
☮maoxin☮
0
初版が93年6月3日と古い本だが分析力・洞察力に長けており、今の中国を分析するのにも参考となる良書だと思う。2015/08/12