出版社内容情報
新政府軍に敗れた長岡藩・河井継之助の無念が、同地域出身の2人の更なる悲劇につながった!角栄を葬り、未だ日本を呪縛する怨念の構造を描いた書き下ろし巨編。
内容説明
新政府軍に敗れた長岡藩・河井継之助の無念が、その後、同じ土地に生まれた五十六、角栄の更なる悲劇につながった!明治維新から現在まで、日本そして世界を呪縛する“怨念の構造”を壮大なスケールで描いた感動の大作。ロッキード事件の真相が、いま初めて語られる…。
目次
序章 継之助、五十六、そして角栄へ―歴史は繰り返す(合縁奇縁の主従;三人の共通点 ほか)
第1章 河井継之助―逆賊と貶められた先覚者(栴檀は双葉より芳し;江戸遊学 ほか)
第2章 山本五十六―太平洋戦争の軍神にされた男(逆賊のエースとして;軍政家・山本五十六 ほか)
第3章 田中角栄―金権政治の権化と蔑まれた異能鬼才(「二二万七六一票は百姓一揆」;人々はなぜ角栄党になったか ほか)
終章 そして怨念が残った
著者等紹介
早坂茂三[ハヤサカシゲゾウ]
1930年(昭和5)6月、北海道函館市生まれ。早稲田大学政経学部新聞学科卒業。1955年(昭和30)、東京タイムズ入社、社会部記者を経て政治部記者。1962年(昭和37)12月に田中角栄大蔵大臣秘書官となり、その後、23年間、田中角栄の政務・政策担当秘書、スポークスマンを務める。1985年(昭和60)7月に早坂事務所を設立。その後、フィンランド、ポーランド、旧バルト三国、中国、韓国、香港、シンガポール、タイ、米国東海岸、ロシア、ドイツ、チェコスロバキア、オーストリア、英国、フランス、台湾、中東、米国西海洋、インドの各国を歴訪。現在、執筆、講演、テレビ・ラジオへの出演など精力的な評論活動を続けている
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