出版社内容情報
アメリカ金融界の伝説の投資王リバモアの伝記小説。株式と商品相場で巨万の富を築くも相場の暴落で全財産を失う。その人生の教訓、市場の欲望と幻想は今に生きる。
内容説明
今やキーワードになってしまった「市場」は、投機家やディーラーだけで構成されているわけではない。わたしたち一人一人の欲望と幻想の総体、実はそれが「市場」の正体なのだ。本書は、ギャン、ソロス、と並ぶ天才的な投機家であるジェシー・リバモアを描いた「小説」である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとしろっく
7
投機王ジェシー・リバモアへのインタビューを元に書かれた小説。リバモアは富を築いては破産を繰り返した末、ピストルで自らの命を奪ってしまうが、本書には相場の格言が随所に散りばめられており、相場師の一助として必読の一冊である。相場の世界で誰かがもたらす情報は、相手に利益のあるものとして考えた方が無難ということを痛感させられた。2021/01/01
もりの
7
投機も奥が深いんだなあ。市場全体をみることではじめて分かることがある。2018/02/21
くるみ
3
ジェシー・リバモアの生涯を書いた小説。100年前に億を4回は稼いでいるすごい投資家のお話。また、何度か反対に失敗も経験しており、最後の訳者のあとがきによると4回破産も経験しているという。トレードは失敗と成功が紙一重。上に行くか下に行くかは1/2で、失敗と成功もやはり1/2なのかなと感じとった。トレードとはなかなか難しいものだ。2023/12/14
ichiteru
3
面白い。投資をやっている人はもちろん、これから投資をやってみようという人にも、示唆に富む必読本。小説でありながら、投資への心構え、教訓がちりばめられていて、しばらくして再読もしてみたいと思う。2015/09/22
おけば
3
破産して金持ちになって破産して金持ちになって。まるで挫けないのがすごい。2015/04/04




