ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術―言葉を超えたメッセージの戦い

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ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術―言葉を超えたメッセージの戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492045299
  • NDC分類 809.4
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ダボス会議は世界の指導者が集う争いの場。世界レベルの論戦とはどんなものか?ダボス会議GACメンバーの著者がトップの技を伝授。

世界のトップリーダーにとって、グローバルな会議でのスピーチの場は、
一国の将来を背負った、まさに「戦場」であり、
彼らは、その戦いに勝つための「高度な話術」を身につけている。
本書では、ダボス会議やTED会議などのメンバーとして、
その姿を間近で見てきた著者が、
「人格」「位取り」「胆力」「演技力」「観察力」
「対話力」「振る舞い」「発声」「余韻」「思考」など、
一般には語られることない、トップリーダーたちの「15の話術」を紹介する。

著者紹介
田坂 広志(たさか・ひろし)
1951年 生まれ。
1974年 東京大学工学部卒業。
1981年 東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。同年、民間企業入社。
1987年 米国シンクタンクBattelle Memorial Institute客員研究員。
1987年 米国Pacific Northwest National Laboratories客員研究員。
1990年 日本総合研究所の設立に参画。取締役・創発戦略センター所長等を
      歴任。現在、同研究所フェロー。
2000年 多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論を開講。
2000年 21世紀の社会システムのパラダイム転換をめざす、
      シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表に就任。
2003年 社会起業家の育成・支援を行う、社会起業家フォーラムを設立。
      代表に就任。
2005年 米国Japan Societyより、US-Japan Innovatorsに選ばれる。
2008年 ダボス会議を主催するWorld Economic Forumの
      Global Agenda Councilのメンバーに就任。
2009年 この年より、TEDsterとしてTED会議に毎年参加。
2010年 4人のノーベル平和賞受賞者が名誉会員を務める
     世界賢人会議Club of Budapestの日本代表に就任。
2011年 東日本大震災と福島原発事故の発生に伴い、内閣官房参与に就任。
     総理大臣の特別顧問として、原発事故対策、原子力行政改革、
     エネルギー政策転換に取り組む。
2012年 民主主義の進化と深化をめざす、デモクラシー2.0イニシアティブの
     運動を開始。代表発起人に就任。
2013年 経営者やリーダーが「変革の知性」を学ぶ場、「田坂塾」を開塾。

第1話 世界のトップリーダー2500名が鎬を削るダボス会議という場
第2話 プロフェッショナルの世界では、言葉を発する前に勝負が決まる
第3話 社会貢献家としての人格で壇上に立つビル・ゲイツ
第4話 当意即妙に聴衆に語りかけるブレア・イギリス元首相
第5話 一瞬で場を制したサルコジ・フランス大統領
第6話 聴衆の不評を買ったメドベージェフ・ロシア大統領
第7話 鮮烈なデビュー戦を飾ったキャメロン・イギリス首相
第8話 ボディ・ランゲージで敗れたプーチン・ロシア首相
第9話 「思想的リーダー」を演じる温家宝・中国首相
第10話 リラックスして人を惹きつけるクリントン・アメリカ元大統領
第11話 最後は情熱的スピーチで終わるゴア・アメリカ元副大統領
第12話 聴衆の涙を誘ったブラウン・イギリス首相
第13話 一言で相手を切るサッチャー・イギリス元首相
第14話 英語でのスピーチが批判されたユドヨノ・インドネシア大統領
第15話 聴衆の目から魅了するラガルド・IMF専務理事
第16話 素朴な英語で説得力を感じさせるムハマド・ユヌス
第17話 世界の尊敬と信頼を集めるシュワブ・世界経済フォーラム会長
第18話 「話術」の8割は「言葉を超えたメッセージ」

【著者紹介】
田坂 広志(タサカ ヒロシ)
シンクタンク・ソフィアバンク代表
多摩大学大学院教授。専門は社会起業家論。原子力・工学博士。シンクタンク・ソフィアバンク代表、社会起業家フォーラム代表。元内閣官房参与。世界経済フォーラム(ダボス会議)Global Agenda Councilメンバー

内容説明

世界のトップリーダーにとって、グローバルな会議でのスピーチの場は、一国の将来を背負った、まさに「戦場」であり、彼らは、その戦いに勝つための「高度な話術」を身につけている。本書では、ダボス会議やTED会議などのメンバーとして、その姿を間近で見てきた著者が、「人格」「位取り」「胆力」「演技力」「観察力」「対話力」「振る舞い」「発声」「余韻」「思考」など、一般には語られることない、トップリーダーたちの「15の話術」を紹介する。

目次

世界のトップリーダー二五〇〇名が鎬を削るダボス会議という場
プロフェッショナルの世界では、言葉を発する前に勝負が決まる―「言葉を超えたメッセージ」の戦い
社会貢献家としての人格で壇上に立つビル・ゲイツ―語るテーマで「人格」を選ぶ
当意即妙に聴衆に語りかけるブレア・イギリス元首相―聴衆の「無言の声」に耳を傾ける
一瞬で場を制したサルコジ・フランス大統領―「胆力」で聴衆を呑む
聴衆の不評を買ったメドベージェフ・ロシア大統領―「位取り」を過たない
鮮烈なデビュー戦を飾ったキャメロン・イギリス首相―「聴衆との対話」で勝負する
ボディ・ランゲージで敗れたプーチン・ロシア首相―「一挙手一投足」もメッセージとする
「思想的リーダー」を演じる温家宝・中国首相―「歴史」や「思想」を堂々と語る
リラックスして人を惹きつけるクリントン・アメリカ元大統領―「自然体」という究極のスタイルで語る〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

87
今年のダボス会議のニュースを見て、本書を手に取る。ダボス会議をリーダーの品評会と捉えて、登壇した15人のトップリーダーを値踏みしつつ話術を学ぶ、というアプローチが田坂さんならではの独特な視点で面白い。言葉によるメッセージは二割。「話術」の八割は「言葉を超えたメッセージ」であり、極めるには奥が深い。日々、精進するのみ。2024/01/22

Miyoshi Hirotaka

31
チャップリンの「独裁者」も「帰ってきたヒトラー」も演説の力が物語の重要な要素。「我が闘争」はヒトラーの話を口述筆記したもの。字面を追って読むとくどく、しつこいが、ドイツ人は演説に熱狂した。世界のトップリーダーになると言葉のメッセージが2割、言葉を超えたメッセージが8割といわれる。日本語の「気」にまつわる慣用句には、言葉を超えたメッセージが満載。「気を利かせる」「気を遣う」「気がつく」などだ。「気」のもつ力はその場にいる人にしか伝わらない。スピーチの一部を切り取る報道からは読み取れない。聴衆の質もまた重要。2017/07/02

あつお

13
演技力を重視した話術の本。 世界の偉大なるリーダー達は皆が役者である。チャップリンが多重人格を使い分けるように、リーダー達も求められる人物像を適切に演じているのだ。それは、メラビアンの法則にあるように、相手への印象は視覚や聴覚により大きく左右されるため。外交的、内向的、男性、女性であろうと、それぞれのキャラクターを活かした話術を活用している。 こうした技術は厳しい環境において鍛えられるもの。僕自身も緊張が強いられる環境に身を置き、話術・説得力を鍛えたい。2022/05/27

takayuki

13
ダボス会議、世界のトップリーダーの品評会。トップリーダー達が「値踏み」される場。存在は知っていましたが、その中身を知らなかったので勉強になりました。スピーチの場であるが、言葉で伝わるのは2割、その他は言葉を超えたメッセージで伝える。一挙手一投足のすべてが表現。なるほど!Youtubeでも観れるのがあるみたいなので、この後観てみたいと思います。さらっと読めて言っている事は奥が深いです。2014/04/30

halfumi

12
普段ニュースなどで、ぼんやり聞いている国のエライ人たちの話術に感嘆しきり。2016/03/12

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