内容説明
糖尿病治療・ダイエットの新たな選択肢。第一線の糖尿病専門医が、“ゆるい糖質制限”を勧めるこれだけの理由。カロリー制限より続けやすい、美味な食事を楽しめる、治療効果が高い…。急速に注目を集める食事療法の真実を、エビデンスレベル(信頼度)の高い最新研究から説き明かす。
目次
第1章 ゆるい糖質制限食は続けられる食事療法
第2章 糖尿病と治療食
第3章 カロリー制限食との棲み分け
第4章 バーンスタインの示す糖質制限食の効果
第5章 ゆるい糖質制限食のやり方
第6章 様々な糖質制限食と定義づけ
第7章 糖質制限食批判への反論
第8章 社会へのアピール
著者等紹介
山田悟[ヤマダサトル]
北里研究所病院・糖尿病センター長。医学博士。1994年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室、東京都済生会中央病院、東京都国保南多摩病院などを経て現職。日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本糖尿病学会指導医、日本糖尿病学会学術評議員、日本糖尿病療養指導士認定機構認定委員など。慶應義塾大学医学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、星薬科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mawaji
6
野見山崇教授のコラム糖キングを見てアマゾンで購入。糖尿病は根本的に治すことを目指すのではなく、血糖値を適正に保ってコントロールし、合併症になるのを防ぐ治療をする病気」ということ。食事療法も継続できるものがたいせつなので、食事スタイルを変えなくてもよく一生涯にわたって続けられる無理のないゆるい糖質制限はとても有効かと思われます。糖質制限食の定義をよく理解し、カロリー制限食と併せて柔軟に対応するほうがよいのでしょう。糖質制限食を安全に有効に実施するためのガイドラインの策定が待たれます。(もうできているのか?)2021/01/15
Keystone
6
糖質制限がなぜカロリー制限より有効なのか、勉強になりました。2014/01/13
telephone
2
3kg太ったので、1週間糖質減らし、少し痩せたが、腹が減る。2018/06/17
Yumiko826
2
糖質制限。最近よく聞くけど、結局何が正しいのか分からず。最低糖質量を1日130gと書いてあるけど、個体差や活動量が違うから、根拠が分からずしっくりこない。 ただ、血糖値はカロリー制限ではなく、糖質を見直す事が重要なのはよく分かる。2017/06/20
maylucky
2
三大栄養素である糖質、タンパク質と脂肪をバランスよく摂取することが健康に良いと言われれば、そうなんだろうなと誰でも思う。でも最近の栄養学はここ10年余りでガラッと変わり、今や糖尿病、脂質異常症から肥満に至るまで、カロリーの制限ではなく糖質を制限することが療養食として大切であることが判明している。時代によって「常識」も変化するのだ。著者が勧める糖質制限ダイエットは、一部で話題になっている過激なものではなく、1日の糖質摂取量を130g程度に抑えるもので、この程度なら無理なく実践できそうである。さあやってみよ。2017/05/12