出版社内容情報
本書の概要
新年度、ドキドキの学級開きを済ませると、待ったなしで始まるのが「授業」です。1日に何教科も、そして毎日行われる授業。どうしたら「わかりやすい」「楽しい」授業ができるだろう。そもそも、それぞれの教科で「『何を』教えたらよいのだろう」そう考えて不安になっている先生向けに、授業づくりの基礎・基本をぎゅっとまとめた「はじめて」シリーズを刊行しました。ラインナップは「国語」「社会」「算数」「理科」「図工」「体育」「英語」「道徳」です。気になる教科、不安な教科からお手にとってご覧ください。
本書からわかること
<授業づくり、指導技術、評価など押さえるべきポイントを解説>
本書は以下の内容で構成されています。
第1章 図工の教科特性・・・・知っておきたい教科の特徴
第2章 図工の授業準備・・・・学習指導案の書き方、教材研究など、授業の前にしておくとよいこと
第3章 図工の授業づくり・・領域などに応じた授業づくりのコツ
第4章 図工の指導(技術)・・・・発問や板書、机間指導など教師の技を伝授
第5章 図工の学習評価・・・・3つの観点に基づいた学習状況のとらえ方など
第6章 Q&A・・・・・・・・授業内でおきる困り事や教材研究のお悩みなど
※算数には「家庭学習」、理科には「校外学習」の章があります
<苦手教科対策に、または若手指導の際のテキストにも最適>
教師とはいえ、教えることが不安な教科、苦手な教科もあります。かといって、専門性の高い本を読んでも、どこから手を付けたらよいかわからずますます自信をなくす日々・・・。そんなときでも、この1冊さえあれば、必要最低限のことは学べます。
また、若手を指導する先生にとっては、本シリーズを若手教師のためのテキストとして活用いただくことをオススメします。本書をベースに指導して、あとは先生の知恵と経験を伝授してください。
<充実の編著者陣>
本シリーズの編著者はいずれも各教科のエキスパートたちです。各教科の本質を心得た的確な解説で、毎日の授業づくりを支えます。
<「図工」授業で大切なこと>
図工の授業では、子どもが本来もつ造形的な表現への欲求や、子ども自身が感じたり想像したりつくりだしたりすることを大切にしています。それは、生涯にわたって、よりよく生きるための学びです。図工はセンスが問われるから苦手……と感じる先生もいるかもしれませんが、教師自身の美術への苦手意識と指導とはほとんど関連がありません。題材のねらいや活動の流れなど、教師が決められることが多く、授業中の子どもの多様な姿を受け止める力も培われます。子どもと教師が共に学ぶ、豊かな図工の授業をつくるための考え方や手立てを紹介します。
こんな先生におすすめ
初任の先生
教員経験が浅く、授業づくりに不安を感じている先生
若手教員の指導に当たっている先生
自信をもって授業したい先生
内容説明
教科特性 授業準備 授業づくり 指導 学習評価 Q&A。これだけはおさえておきたい図画工作科の基礎・基本57。
目次
第1章 図工の教科特性
第2章 図工の授業準備
第3章 図工の授業づくり
第4章 図工の指導
第5章 図工の学習評価
第6章 Q&A
著者等紹介
岡田京子[オカダキョウコ]
東京家政大学家政学部造形表現学科教授。東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科造形学専攻教授。東京都公立小学校教諭、主任教諭を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官/文化庁参事官(芸術文化担当)付教科調査官/国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官として、小学校学習指導要領(平成29年告示)解説図画工作編、特定の課題に関する調査(2011年3月発表)、「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料〔図画工作編〕(2020年3月発行)の作成に携わる。2020年より現職。「育ちのための表現研究室」を立ち上げ、造形活動が子どもの成長にどのように関わっているかを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。