出版社内容情報
4年間のコロナ禍を経験し、我々は何を学んだのか。COVID-19と共棲せざるを得ない世界で、政治はいかなる役割を果たすのか。
パンデミックは落ち着いたものの、コロナへの対応を常に心に留めておかないといけないという意味で、我々の社会は「コロナ化」しているといえる。本書は2019年末から2023年夏までの期間を対象に、感染拡大初期に限定した内容の『命か経済か』に引き続き、世界各国および日本国内の政治的な動向についての総括を試みる。
内容説明
4年間のコロナ禍を経験し、我々は何を学んだのか。COVID‐19と共棲せざるを得ない世界で、政治が果たす役割とは。
目次
COVID‐19と社会の変容―何が変わり、何が変わらなかったのか
自由の制限はいつどのように許容されうるか―チルドレス諸原則の分析
時間のなかのコロナ危機政治―9月入学制導入失敗の政策過程と歴史的文脈
コロナ禍前後における都道府県間の人口移動
グローバルヘルス・ガバナンスの制度改革―変わり始めた科学と国境
ブラジルをめぐる域外大国のワクチン外交と国内の反応
COVID‐19の流行はトルコ政治を変えたのか―野党間連携と分断の深化
COVID‐19パンデミックとスウェーデン政治
スウェーデンのCOVID‐19対策の「独自路線」の構造について―集団免疫、行政の独立性、さらに西側軍事協力とNATO加盟申請
アメリカ小規模自治体における議会過程―COVID‐19の影響とそこからの復帰
COVID‐19が日本企業に与えた影響―日本企業の課題と展望
景気回復の政治―COVID‐19後の英国における雇用政策と「グッドジョブ」の探求
著者等紹介
岩崎正洋[イワサキマサヒロ]
日本大学法学部教授。東海大学大学院政治学研究科博士課程後期修了。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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