出版社内容情報
知っているようで知らない、今さら聞けない被服製作指導の極意
本書の概要
子ども個々の力や経験により、教科書通りの一斉指導が難しい手縫い・ミシン縫い指導。そして実は先生自身も経験が少なかったり、苦手意識をもっていたりします。そんな被服製作指導の「困った」をほんの一工夫で「楽しい」に変える授業のコツを伝授します。
本書からわかること
教師のドキドキやオロオロを解消
家庭科の技能指導といえば調理と裁縫ですが、日常生活に根ざしている調理と比べて、手縫いやミシン縫いは教師自身にも経験が少なく、指導に苦慮している実態があると言われています。また、専科教員に配属されたものの、専門的な指導経験がなく、被服製作指導に自信がなかったり、想定されるトラブル対応に不安を抱えている先生も少なくないようです。 本書では、よくあるトラブルや子どものつまずきとその対処法から、指導の見通しをもつ勘所を解説します。
出来映えだけじゃない、プロセスを楽しめる授業へ
被服製作指導では、教材会社が販売しているキットを使って製作することも多くあります。キットは、子どもたちが個々の力に応じて安心して進めていけるようによく工夫されており、とてもありがたい存在です。ただし、これに頼りすぎてしまうと、同じような作品を失敗無く作ることに注力してしまいがちで、子どもたちにとって主体的な活動になっているとは言いがたいものになります。 意欲を喚起するためには出来映えももちろん大切ですが、題材の意図や目的を解説し、試行錯誤のプロセスにこそ価値を置き、失敗しても子どもが繰り返しチャレンジしたくなるための手立てを紹介します。
こんな人におすすめ
家庭科指導に自信がない先生、家庭科指導を学びたい先生、子どもと一緒に家庭科を楽しみたい先生におすすめの1冊です。
内容説明
今さら聞けない被服製作指導の極意。出来映えだけじゃない、プロセスを楽しめる授業へ。教師のドキドキやオロオロを解消する。
目次
序章 これが家庭科の指導です!
第1章 よくあるトラブルQ&Aで解決編(手縫い;ミシン縫い)
第2章 被服製作指導が楽しくなる目から鱗のアイデア編(進度差があるのは当たり前;せまい机を広く使う ほか)
第3章 ひと工夫でモチベーションアップの実践題材編(5年・手縫い;5年・ミシン縫い ほか)
第4章 作品展・学習発表会のアイデア(個々の作品をキラリと光らせる;全体テーマを決めて ほか)
著者等紹介
横山みどり[ヨコヤマミドリ]
筑波大学附属小学校教諭。東京都の小学校教諭を経て、現職。東京書籍株式会社『新しい家庭』(2020年)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Hat