出版社内容情報
「ゴールの明確化」と「プロセスの精緻化」で探究モードの授業をつくる。
目次
第1章 授業のビジョン(子供観と授業観をアップデートせよ;授業のビジョンをもつ)
第2章 ゴールの明確化(ゴールの明確化;資質・能力設定の視点)
第3章 プロセスの精緻化(プロセスの精緻化と「主体的・対話的で深い学び」;プロセスを精緻化するための六つのポイント)
第4章 教師のポリシー(授業のビジョンを支える三つのポリシー;共につくる;受け入れる;考え抜く)
著者等紹介
小川雅裕[オガワマサヒロ]
新潟市立小針小学校教諭。上越教育大学大学院修了後、横浜市立六浦南小学校教諭、横浜市立戸部小学校教諭を経て2018年4月より現職。地域参画をキーワードに、総合的な学習の時間の研究を進める。NHK Eテレ『ドスルコスル』番組企画協力委員、文部科学省「小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議」協力者、文部科学省「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」委員、文部科学省委託事業「次世代の教育情報化推進事業(小学校プログラミング教育推進のための指導事例の創出等に関する調査研究)」協力者などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayakankoku
11
読み終えて、付箋が沢山ついていた。小学校の総合学習で、これだけ深い学びが出来ることに驚いた。教師の授業のビジョンと、上手い発問力、きっかけづくり、どれも素晴らしいと感じた。行事が多い2学期。クラスの流れをどのように導いていくのか、この本での学びを活かしたい。2019/09/01
mi78621
1
子どもたちの成長を願い、思いに寄り添ったそのブレのない姿勢に、筆者の教師としての高い力量を感じさせられます。総合の授業とはかくあるべきで何度もうなづきながら読み進めたが、現状ここまで余裕を持って総合に打ち込めない学校ばかりであろう。明確なゴール設定とそこに向かうプロセスを充実させることは他の学習でも共通する。教育者としての矜持をもって子どもたちと向き合いたいと願うばかり。2019/08/13
松村 英治
1
総合的な学習の時間の実践とその考え方を具体的に語りつくした画期的な1冊!2019/06/15
杉本一生
0
授業をどうデザインしていくのか参考になる。2019/08/10
にくきゅー
0
資質・能力の育成とその方策としての主体的・対話的で深い学びについて、総合的な学習の実践事例をもとに述べられている。すべての章で共通しているのは、学習者を中心に据えるといくと。教師がいかに教えたか、ではなく、子どもたちがいかに学んだか。その学びを充実させるための手立てを、ゴール設計、単元設計、授業設計、教師のあり方から述べている。しかし、小学校の総合的な学習実践のダイナミックさには驚かされる。中学校でここまでの実践はあるだろうか。2020/08/08