目次
第1章 特別支援学級の魅力(特別支援学級の成り立ち;特別支援学級の特色と現状 ほか)
第2章 少人数で行う効果的な指導(小学校 知的障害特別支援学級 ダウン症のある児童に対する「文字と音の対応」を目指した指導―指導段階表の作成と活用を通して;小学校 知的障害特別支援学級 スリーヒントクイズをしよう―読むこと・書くことから聞くこと・話すことへ ほか)
第3章 異年齢集団を生かした効果的な指導(小学校 知的障がい特別支援学級 生活単元学習“校外学習”「バスに乗って買い物に行こう」;小学校 自閉症・情緒障害特別支援学級 主体的に学び、自分の思いや考えを生き生きと表現する子供の育成―共に学び合い育ち合う、交流の場の工夫 ほか)
第4章 障害の特性に応じた指導(小学校 知的障害特別支援学級 「学びたい」という思いに寄り添い、児童が「自分で計算できる」ことを目指した指導―「一人でできる」ことを目指したスモールステップでの学習;小学校 自閉症・情緒障害特別支援学級 算数科(「数と計算」領域)の指導―児童が自分から取り組みたくなる学習を通して ほか)
第5章 交流及び共同学習の実践(小学校 知的障害特別支援学級 音楽発表会に向けての交流及び共同学習―特別支援学級の小集団学習から、通常の学級や学年全体の集団学習へのステップアップ;小学校 自閉症・情緒障害特別支援学級 つながりづくりを大切にした防災教育―友達・地域とつなぐ特別支援学級における防災学習 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
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題名となっている「特別支援学級だからこそできること」というものに大きな意味を感じ、手に取ってみた。特別支援学級は、通常学級と比べると少人数になり、一人ひとりを見ることのできる時間は多い。しかし、だからと言って通常学級の下請けのような存在ではない。つまり、ただただ一人ひとりの学習を指導・支援するだけではない、ということ。そのような特別支援学級の矜持のようなものを感じられる内容となっている。具体的な事例も多く掲載されているので、とても参考になる内容であった。2021/08/13