内容説明
思考力・判断力・表現力を育てるノート指導は、これだ。
目次
第1章 表現力指導の現状と問題点とは?
第2章 書かせるだけの指導からの脱却
第3章 表現力を鍛える基礎体力づくり
第4章 キーワード作文で授業を再現する
第5章 表現することで数学的な考え方を育てる
第6章 低学年ほど必要な「言いたい」「書きたい」意欲
第7章 書くことが楽しいレポート活動
第8章 攻略本型レポートをつくろう
第9章 算数版卒業論文に挑戦
著者等紹介
田中博史[タナカヒロシ]
筑波大学附属小学校
尾崎正彦[オザキマサヒコ]
1964年新潟県佐渡郡佐和田町(現・佐渡市)生まれ。1987年新潟大学教育学部卒業。現在、新潟市立浜浦小学校教諭。第41回小学館「わたしの教育記録」特選。第9回新算数教育研究会「教育研究賞」奨励賞。全国算数授業研究会全国理事。基幹学力研究会理事。新潟市教育委員会認定・第1期マイスター教師(算数)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nanaco-bookworm
1
子供からの問(必然性・必要感)のある素材をつかう。自力解決のとき、時間のかかるこどもに「はやく終わった子は暇なんだから、わからないときは質問しなさい。でも教わりたくないときは断っていいよ」と言って時間のかかる子に主導権をもたせる。一時間に一回は全員が説明する機会を設定して全員に表現力を育てる。困ったとき隣同士で話し合いその後全体で話し合ったあと、それを思わず言いたくなるタイミングで自分の考えを書かせる。2012/08/23
エース
0
いきなりあんなすごいレポートが書けるのではなく、段階を踏んだ上で書けることがよく分かった。数学的な考え方は授業の中だけで見とるのが難しくと感じている、やはり書くことが必要だと思う。下手な振り返りをするよりも、キーワード作文に取り組む方がいいと思う。もう少し早く読んでおけば、低学年においても実施できたと思う。ただし、書くためにはそれに応じた授業が求められることがよく分かった。2020/02/22