人間はすごいな―ベスト・エッセイ集〈’11年版〉

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163743707
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ささやかな暮らしにこそ得がたい味わいが。感心する話、心愉しい話。プロとアマの腕比べ。昨年発表のエッセイから厳選の珠玉50篇!

内容説明

二九冊をかぞえるプロとアマの競演。珠玉のエッセイ集も、本年が最後です。しみじみする話、涼風が吹き渡る話、こころに響く話。―みんな、人生航路の主人公。昨年発表のエッセイから厳選しました。人生劇場の特等席にご案内。

目次

村に一本のカツオブシ(指輪物語(森まゆみ)
「遠くへ行きたい」から四十年(永六輔)
ナマズくん、何も救わない(内田樹) ほか)
米の飯さえあれば(自宅封鎖(島田雅彦)
二つの幸福の尺度(加賀乙彦)
モンキー(高橋暁美) ほか)
人間はすごいな(津波はもう結構(畠山重篤)
蝋燭の光でこの手記を書く(畠山重篤)
煉炭灰のにおい(出久根達郎) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maiラピ

15
今まで29冊上梓されたけど、今年でシリーズ終わり。そういうのってなんか切ない。短文に涙したり、心が暖かくなったり、懐かしく思ったり、いろんな思いを経験させて頂きました。内田樹氏の『ナマズくんは、何も救わない』のエピソードはちょっと意外だったりするけど、どんだけ村上春樹が好きなんだぁ~w。日本で実感したキューバ危機や『村に一本のカツオブシ』、山の話、花魁の話など興味深い。『十円札』、『あるピアノを囲んで』『もっとかわいそうな子』には涙。津波のエッセイも胸に迫る。一番好きだったのが神秘的な蛇の『盛夏風物語』2011/10/10

中玉ケビン砂糖

9
「エッセイ」は海千山千のシロモノ。馬鹿にならないし、馬鹿にしてもいけない。2014/10/22

ophiuchi

5
これが最後の一冊とのこと(そうなった経緯は書かれていない)。色々な人たちの文章が読めて、誰が読んでもいくつかは心に響くエッセイに出逢えるであろうという企画であっただけに残念。2013/12/17

コニコ@共楽

4
友人に薦められて読んだ。色々なエッセイをこれだけまとめて読んだのははじめて。「人間はすごいな」と言わせるものを皆、真摯に語っていた。良くも悪くも黒も白も色々な言葉が綴られていた。そしてラストをかざった、よしものばななさんの言葉が心に残った。「(すごい人たちは)手間を惜しまず、細かいことをおろそかにせず、いつのまにかその人だけのやり方、その人だけの世界をつきつめていって、遠い遠い景色を見るところまでたどりついて、そして必ず同胞たちの元に戻ってきて、みんなにその遠い景色のお話をしてくれる。」(269ページ)2013/06/30

たあこ

2
アマの方のうまさに驚いた☆ 戦争という単語も何回か出てきたので、日本人にとって忘れたくとも忘れられない出来事なのだと実感した。2013/04/15

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