内容説明
日本理科教育学会が総力をあげて改革の全貌に迫る。
目次
第１章 現代日本における理科教育改革の特色（中教審答申における強調点と理科教育；国際比較調査からみた日本の理科教育の特色；新学習指導要領・理科にみられる特色；現代理科教育改革に対する小・中学校教員の受け止め方）
第２章 現代理科教育改革の諸特色の具現化を目指して（「エネルギー・粒子」の内容構成；「生命・地球」の内容構成；理科における「確かな学力」の要素とその育成；理科における言語活動；理科における「活用」；理科における「ものづくり」；理科における実社会・実生活との関連付け；理科教育とキャリア教育）
第３章 欧米諸国の科学教育改革と日本への示唆（アメリカ―スタンダード以後の新しい科学教育改革の動向；イギリス―科学的リテラシーを育成する新しい科学カリキュラムの構成原理；ドイツ―ＰＩＳＡショック後の教育改革と連邦科学教育スタンダードの導入；フランス―共通基礎知識技能の習得を目指して；フィンランド―その多様性と合理性）
第４章 アジア諸国の科学教育改革と日本への示唆（中国（北京）―新しい観点による教育実践を率先
中国（上海）―科学的素養の育成を目指して
中国（香港）―生涯学習の基盤となり人間形成を担う科学教育
韓国―卓越した児童・生徒の育成
台湾―教育の質向上に向けた取り組み
シンガポール―複線型の教育制度）
著者等紹介
橋本健夫［ハシモトタテオ］
長崎大学教育学部長などを歴任し、現在、長崎大学理事・副学長・大学教育機能開発センター長、教育学部教授。日本理科教育学会会長、日本生活科・総合的学習教育学会理事。日本教育大学協会理科部門代表
鶴岡義彦［ツルオカヨシヒコ］
千葉大学教育学部副学部長、小学校教員養成課程長、附属中学校長などを歴任し、現在千葉大学教育学部教授。日本理科教育学会教育課程委員会委員長、日本科学教育学会監事、日本生物教育学会常任理事
川上昭吾［カワカミショウゴ］
愛知教育大学附属名古屋中学校長、同附属学校部長などを歴任し、現在、愛知教育大学名誉教授。生命の海科学館館長（愛知県蒲郡市）。日本理科教育学会前会長、日本生活科・総合的学習教育学会理事。Ｊｏｕｒｎａｌ ｏｆ Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ（イギリス）の査読者。「植物の発展学習」の達人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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